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自然と遊園地と子どもたちと

先日、ずっと閉めていた遊園地が3日間限定で無料開放していた。
子どもたちが喜びそうなので行くことにした。

ただ、そこに行くには資格がいる。

・県内在住であること
・熱が37.5度以下であること
・マスクをつけていること

これがクリアできれば乗り物乗り放題なのだ。

いざ入園してみると、すぐに違和感を感じた。
みんながマスクをしているマスクワールドなのだ。
わたしが住んでいるのは田舎なため
こんなにもたくさんの人が集まり
すべての人がマスクをしている
そんな光景が初めてだった。
記念に写真を撮っても、目元だけだと表情がイマイチわからない。そして、背後にはマスク姿の人、人、人。
数年後見返したときに、この光景は当たり前になっているのか、それとも懐かしき過去の思い出になっているのか。

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久々のジェットコースターは最高に楽しかった。
アハハとたくさん笑って、後半は待つのに疲れてわたしは飽きてしまった。
間を空けながら座るため、半分の人数しか乗れない。そして、毎回、座席や手すりを消毒する作業が入る。
見ていて、大変そうだなぁとスタッフ側の気持ちになってしまうし、子どもたち(正確には次男)を制御しながら待つことにとても骨が折れた。

長男は、以前身長が足りなくて乗れなかったコースターに乗ることができて、大満足だったようだ。

また行くかはわからないが、わずかばかりの支援にと年間パスポートを購入して帰路についた。


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それからしばらくして、
晴天だったとある日、お昼をコンビニで調達して川遊びに出かけた。

川にはほとんど人が居なくて、マスク要らずだった。

子どもたちはジャブジャブ川に入って堪能していた。
わたしは川の水の冷たさに負けて、好みの石を探したり、苔を眺めたり、ぼーっとしたりしていた。


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次男が、「いい石あったよ〜」とニコニコしながら小石を持ってこようと川の中を急ぎ足で歩いている。もう少しで辿り着くというところで、足を滑らし派手に小石をぶちまけた。

長男が、「真っ白の綺麗な苔あったよ」と言って、手に握りしめて川の中を急ぎ足で歩いている。辿り着き握りしめた手を開くと、白かったはずの苔が緑色になっていた。

お昼を食べ、川で遊び、吊り橋をぐらぐら揺らして渡った。
「遊園地よりたのしー!!」
そう叫んでいた次男の言葉が印象的だった。


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5月最後の日の前の日、子どもたちと山登りをした。

山ではマスクから開放される。
人ととの距離は取れているし、屋外だ。

しかし、ごく一部の人はつけたままだった。
呼吸困難になりはしないかと気になったが
心肺機能が強いのか大丈夫そうだった。

山登りは子どもにとっては最高な場所だと思う。

そこに来ているだけで、存在しているだけで無条件に褒めてもらえるのだ。

「元気だね」
「がんばってるね」
「えらいね」

こんな体験ができる場所はわたしは他に知らない。

今の子たちはどうしても窮屈そうに見えてしまう。だからこそ、子どものうちにしか味わうことのできない、この「褒められまくり体験」をさせてあげたい。

それには混みすぎない田舎の山がおすすめだ。

長男は「頂上を目指す」「人と挨拶をする」のが目的で山を登る。

次男は「人とのおしゃべり」「好奇心の湧く体験」が目的で山を登る

わたしの目的は「自然から癒しをもらう」「次男の集中力を遊びの中で鍛える」なのかもしれない。

子どもと始めた山登り。
山登りが好きになった。
でも子どもたちが一緒じゃなきゃ登らないと思う。
1人で登る山、大人と登る山。
それじゃつまらん。
子どもたちが一緒だから、さらに色鮮やかな経験になっている気がする。

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子どもは楽しむ天才だ。


今日もあなたにとって心の安らぎと幸福感が訪れますように♪

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