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楽譜が読めたら

楽譜が読めたなら、と何度思ったことか。楽譜が読めたなら出しぬけのメロディをすぐにメモして言語化して、便利になる筈だし、楽譜が読めたなら、イカした楽譜ファイルを片手に外をお散歩できるのだ。楽譜が読めたなら、私の生活はよほどグレードアップする筈なのだ。

偏見が偏見を呼んでいる。ときどき願うだけの文句が脳細胞中こだまして、しかしこだまするだけで、いつもフェードアウトしてゆくばかりだ。それは契機が少ないからで、あるいは、本当は願ってなどいないのかもしれない。叶わぬだろうなとしてハナから放っている。しかしそれで、結局私は不便ではないのだから、やはり芯から願ってなどいないのだろう。

思い切りよく楽譜を勉強するか。いつか!

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