
今の生活をまるごと記録する。絶対に躊躇するな
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最近はこのタイトルの言葉を意識して写真を撮っています。
長女の通学に付き合った朝
写真には「二度と戻らない過去」が詰まっている。
たとえ撮ったときは何でもなくても、時間が経って愛おしく感じることがきっとある。
だから、今の生活をまるごと撮る。絶対に躊躇してはいけない。
写真のない日の記憶はあっという間に薄れてしまうから、少しでも心が動いたらまずは撮る。写真さえあればいつでもあの日を思い出せる。
バジルと子供が摘んできたブルーベリー
カメラはデジタルでもフィルムでもどっちでもいい。とにかく残ることが大事だ。もちろんお気に入りのカメラならなおさら良し。「好きなカメラで撮りたくて、結果として写真が増えた」という順序も大歓迎だろう。
ちなみに僕の場合は残したい写真はフィルムカメラ。ネガという物理的なバックアップにいまだに安心感を覚えるので。
サイクリング中、土手でキノコを見つけた
欲を言えば、写真はプリントした方がいい。生活だからセレクトはしない。撮った写真を全部焼いて記憶のアルバムを作る。
そこにはSNSに投稿した写真に比べたら地味で、しまりのない写真が並ぶ。でも、それがいい。普通の人の生活なんてそんなものだし。
春から家族で見てきたNHKの朝ドラ「なつぞら」も9月をもって最終回。毎朝聞いていたスピッツの歌がもう懐かしいや。
料理で「空腹は最高のスパイス」と言われるのと同じく、写真においては時間が重要な要素。街並みも変わっているかもしれないし、子供の身長や服装、自分との関係も同じままではないだろう。そんな変化を見るのが楽しいし、それが出来るのは撮っていればこそだ。
写真は撮ってるだけで丸儲け。アレコレ考える前に、まず撮ろう。
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音声メディア Voicy プランナー / 映像ディレクター / フィルム写真好き。noteでは家族との日常記録「ワタナベ家の写真日記」を更新中。淡々と写真を撮っています。朝型です。