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6歳になる長女の誕生日にチェキをプレゼントした話

6歳になる長女が突然「誕生日プレゼントはカメラが欲しい」と言い出しました。

カメラ好きのパパとしては本当にうれしいのだけど、よく考えたら6歳にハマるカメラがわからない。

親はフィルムカメラ推しでも、子供は撮影した写真をすぐに見たいはず。

じゃあデジカメか?といえばそうでもなくて。

デジカメには写真をプレビューするモニターが必要です。毎回本体の背面液晶で見るのも手間ですし、PCやスマホもまだ与えていません。写真を見るためだけに何かを買い足すのは少し気が引けます。

ツイッターで先輩たちに聞いたところ、一番人気だったのはNikonのCOOLPIX W100というカメラ。

防水に耐衝撃性能が高いうえにデザインもかわいらしい、まさに子供向けカメラ。それでいて有効画素数は1317万画素と、画質もなかなか良さそう。デジカメなら、きっとこれ。

ただ、やはり最後まで引っかかったのが、上記の「写真をどう見るか問題」。W100に付くSnapBridge機能でカメラ・スマホ間の写真の自動転送が出来るとはいえ、やはり閲覧はスマホが大前提。子供がいつでもスマホを見られる状態にするのはもうちょっと先のイメージなんですよね。

子供だけで写真を見るならやはり物理的にプリントされたものが良い。それでいて、撮影した瞬間に写真が出てくるカメラ...

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ここで思い浮かんだのが富士フイルムのinstax。通称チェキです。

これならすぐに写真を見られるし、操作も簡単。フラッシュがついているから室内でも撮れる。フィルムはちょっと高い(10枚で700〜800円)けど、ネガを現像しても似たようなものです。

それに、チェキなら写真を文字やシールで装飾出来るし、撮った写真を飾るのも簡単。子供たち同士で集まったときは互いに撮りあう楽しみもありそうです。

なにより、チェキは立派なフィルムカメラ。これならフィルム好きのぼくの気分もアガります。

そんなわけで先週末、長女にチェキをプレゼントしました。色は長女ご指定のミントカラー。すごく喜んでくれて、カメラ好きパパとしては感無量でした。

パチパチ写真を撮るので、何かしらの使用制限を設けないと破産するかもしれません。

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チェキのフィルムはバリエーションが豊富ですね。ビックカメラでは棚の横一列がまるまるチェキのフィルムでした。

ストライプなどの模様がついたフィルムもあれば、サンリオやディズニーのキャラクターフィルムもある。少し割高だけど、そうやってフィルムを着せ替えするのも楽しそうです。

家にカメラマンが1人増えた

子供にチェキを渡したら、自分(ぼく)の写真が増えました。これまではひとり横綱よろしく、ひとりカメラマンとしてぼくが奮闘してきた我が家。必然的に家族写真は奥さんと娘たちばかりでした。

そこに長女というもう1人のカメラマンが加わったことで、ぼくが写る写真がどんどん生み出されています。自分が写った写真を見るのはなんだか新鮮です。

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部屋着にメガネ姿だけど、それも思い出かな。

好きなように撮ってもらう

ぼくは写真家ではないので、技術的な面で子供に教えらえることは何一つありません。強いて言えば「写真は楽しいよ」ということぐらい。

だから、子供が撮るときは「好きなように指示して撮ってみなよ」と伝えています。ぼくたち夫婦はなるべくその指示に従って、出てきた写真も褒めるようにしています。

娘としても6歳なりの意図があるようで「うーん...じゃあママとおばあちゃんがそこに立って!」とか「パパ、カメラ持ってニッコリして」なんて言ってきます。

思い通りの写真が撮れば大興奮の子供たち。こっちまでうれしくなってきますね。あぁ、チェキをプレゼントして良かった。

あ、そうだ。そういえば1つだけ、聞いてあげられなかった子供からの指示があります。それが「パパとママが手を合わせてハート作って」というもの。

いやいやいや。

結婚8年目だよ。さすがにそれはもう出来ない。

最後に

娘がいつか大写真家になったりしたら「小さいときに親からもらったチェキが原点なんです」「今でもたまにチェキで撮ることもありますよ。現場が明るくなるので」なんてインタビューが出るかもしれない。

そのときはみなさんよろしくお願いします。


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