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ココロカガヤキライフ⑱「欠点を直さずに幸せに生きる」

今回のタイトルは、齊藤正明さんの著書「欠点を直さずに幸せに生きる方法」から引用しました。

そもそも、欠点を直さなくてもいいのでしょうか?欠点にもいろいろあって、自分が損をしているような欠点もあれば、人に迷惑をかけている欠点もある。

私たちは、欠点とどう向き合えばよいのかを様々な本の中からポイントをまとめて、紹介します。

1.欠点を直さなくて良い理由

欠点を直さなくても良い理由は、以下の通りです。

❶欠点を克服するのに時間と労力がかかる。
❷欠点を克服してしまうと苦手な分野の仕事がきてしまう。
❸欠点克服は自己否定につながる。
❹欠点を認めて活かすことで長所になる。

2.欠点を克服して得られる仕事

❶についてですが、欠点がすぐ直れば良いのですが、すぐ直らないがゆえに欠点なのでしょう。直すのに、時間も労力もかかります。

欠点を克服した結果、❷の欠点に関わる分野の仕事がきてしまいます。ある程度できると思われると、どんどんその分野の仕事を任されてしまいます。苦手な事とずっと向き合うことになります。

八木仁平さんの「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」の中でも

短所を克服すれば、「人並みの成果と退屈な仕事」が手に入る
長所を伸ばせば、「圧倒的な成果と充実した仕事」が手に入る

としています。短所を克服しても、いい仕事が手に入らないようです。

齊藤さんは、欠点が少ないジェネラリストよりも、欠点のあるスペシャリストの方が、自分ができる部分に力を注げるので、自分の得意な部分を磨く方が良いと言っています。

3.欠点も自分らしさの一部

そもそも欠点を克服する行為が、❸の自分を否定していることになります。広い意味で言うと、欠点も含めて自分らしさなのです。

phaさんの「がんばらない練習」の中で、次のように書いてありました

(引用)僕は自分の「できなさ」に愛着がある。他の人がみんなできることが自分にはできなかった、そんな傷口の集合体こそが自分の人生だ。

(中略)できることよりできないことのほうが、他の誰とも違う自分らしさを作っているように感じる。

だから、自分のできない部分を消し去ろうとしてがんばりすぎる必要はない。できない部分を愛して受け入れてやることが大切だ。それこそが自分らしさの本質なのだから。

「自分の欠点に愛着を持つ」という視点が新しいし、そう考えると自分が、いとおしく思われますね。

仮に、自分の欠点で人に迷惑をかけていたら、自分の長所でそれを補うような工夫をしていきましょう。それが❹です。

例えば、自分の仕事が遅いという欠点で、周りの人に手伝ってもらうことがあったら、お菓子を作ることが得意なことを活かして、お礼に美味しいお菓子をプレゼントするなど。

3.まとめ

欠点を直すことでむしろ、苦手な仕事を与えられることになるし、欠点を直すことが自分を否定し、自分らしさをなくすことにもつながることをお伝えしました。

最後に、小池一夫さんの言葉を「だめなら逃げてみる」(P88)から引用して、ご紹介します。

「持って生まれた性格を大切にする」

持って生まれた性格を尊重して生きることが、
最高に幸せに生きる条件だと思う。
のんびりした人、せっかちな人、
穏やかな人、気の強い人…、
お互い尊重して生きていく。
自分の得意なことで人を助け、
不得意なことで助けられる。
今日も、自分の持って生まれた性格を
大切にしてみます。

以上、あなたのココロにカガヤキを。ココロカガヤキ研究所でした。欠点に悩む人が少なくなれば、うれしいです!

(参考文献)




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