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Mr.Children FATHER&MOTHER Special Prelive 2024.6.24 @TOKYO GARDEN THEATER



⚠️ネタバレありです!⚠️



ホールに参加できて、ファザマザのプレにもご招待いただけた…?!?!?

以前、FC歴20年の方でも未だにファザマザのライブには行けたことがないとのツイートを見かけた。流石、とてつもない母数。そんな母数から割り出された16000人の心に宿った想い出を少しでも抽出して、それを分かち合いたい一心で書きます。



プロローグ

いつものように、メンバーが選曲したであろうBGMが会場内に流れている。Mr.Childrenと似た響きを持つ曲がたくさん流れていた。開場後、皆さんが続々と席に着く。そんな様子を桜井さんが見てるとはつゆ知らず、めーっちゃ静かなファザマザのみんな。会場内ミュージックの音量が増大する。それと比例して緊張と焦燥感も高まる。

いよいよ舞台が暗転。引き続きサイモンの曲が流れている。ジェンちゃんの登場を皮切りに、メンバーが続く。逆光でシルエットのみが浮かぶ。紫がかった薄暗闇の中を、会場を見渡しながら手を振って歩いていく。ファザマザのみんなで手を振り返しながら拍手の束を捧げ、本編が始まっていった。

↑ プロローグから1曲目が始まるまで流れていた、サイモンの「Bridge Over Troubled Water」


1.I MISS YOU

スタートはこの曲しか考えられなかったのはみんな同じだったみたい。静かに興奮を放出していく。ノスタルジーと哀愁を含有しているこの曲が、会場の心を瞬時に一体化させてくれたように感じた。正直なところ、涙と感情の爆発で記憶が断片的になってしまったので詳細には覚えていません!ガラスのように透明で鋭利な質感のファルセット、ギターの繊細なアルペジオが印象的だったのははっきり覚えておりますが。。

気づけば、ここから終盤までずっと祈りのポーズをしていた。🙏🏻←の指を絡ませたver.
まるで大聖堂にいるような気持ちだった。

2.アンダーシャツ

1曲目のアウトロから間髪入れずにアンダーシャツのイントロが鳴る。膝から崩れ落ちた。悲鳴にも似た歓声が響きわたる。全神経を吸い取られたようなあの感覚。非現実的すぎて歓声に時差があったくらい。。激アツすぎて火傷どころじゃなかったよね、ケロイドになって一生残り続けますよこりゃ。。調べてみたら2010~11年に一度だけ演奏した以来だったんですね(死) この一度を除いたらDISCOVERYツアーでしか披露していない、ガチモンのレア曲。レッドリストに入れたい。

「インポートワイン~」後のブレイクで照明が切り替わる。その後何秒間か、ステージへ均等に照明が灯った。演出的な光ではなかったので、まるでゲネプロを見ているようだった。

ラスサビ前、「死にゆく自分を愛せるだろう〜〜〜〜〜〜」と語尾を伸ばす演出が。ここまでステージに灯っていた白い光の照明は、歌詞に合わせ、中央に集結しながら下から上へ放出された。「愛せるだろう〜〜〜〜〜」ではボーカルのみが響く。このとき瞬時に暗転し、桜井さんだけにスポットライトが当たっていた。

因みにこの曲はベースが歪みまくっていてエグかっこいいんです。もちろんあのギターソロも。ソロの時、ギターヘッドを真上に上げながらチョーキングしていた桜井さん。この彼が有り得ないほどセクスィーすぎて、思わず目を逸らしてしまった。とにかく私はアンダーシャツで一旦しんでしまいましたので、そこからの記憶が過去イチで断片的になりました( ¨̮ )

両サイドのモニターに映像が映し出されていたが、生身の彼らを見ないのが勿体なさすぎてモニターはほぼ見ないに等しかった。

3.Everything(It's you)

ああああああああああああああのイントロが;;;;;;;;;;;;;;ほんと殺傷能力高い選曲がお上手;;;;;;;;あまりにも魂を揺さぶられると、本当に記憶ってなくなるもんなんですね←

「それも人だよと悟れるの」で、「と」を「って」に変えて歌っていた。ライブだとついつい視覚情報が強くなってしまい、歌詞に思いを馳せることが中々できなかったのだが、この曲はすーーーっと心に溶けていった感覚があった。しかも、人生で一度はと願っていたあのギターソロとフィルインを聴ける日が来るなんて。言わずもがな、でした。

MC

本日最初のMC。明転して桜井さんが喋り始めた頃、ナカケーは水を飲んでいたので観客へ背中を向けていたのだが、向き直った時にとっっっても深々と丁寧なお辞儀していたのが今でも目に焼きついている。どこまでも律儀で実直なナカケーさんが大好きです。(前半に畳み掛けられた衝撃でMCの記憶が曖昧なのでナカケーへの愛に変換)

4.靴ひも

MCで拍手のさざなみが起こりながらイントロへ。その時あちこちで聞こえた声のなんと暖かいことか。調べてみると、演奏回数の少ない楽曲だったと気づく。(2013年以来?) 桜井さんは歌詞に合わせ、足踏みしたり身体を捻らせたりしていた。

「君の絵の具で濁った僕がいい」
「君の色で濁っている その部分が
 今一番 好きな色 僕の色」

大好きなこの言葉を全身で感じた時、また涙が溢れた。色の違う個体が混ざり合う素晴らしさ、そうしてできた色の美しさを私に教えてくれたのはMr.Childrenだったから。私の中にMr.Childrenで染まった色がある。その部分が好きな色、私の色。

5.Fifty's map ~大人の地図~

「さっきのは20年前に作った曲です」
と桜井さん。会場に微かなどよめきが起こる。丁度この曲が出来たくらいの頃、自分が産まれた事実に感慨深くなった。

「次は今の僕らの曲をやらせてください。フィフティーズマップ。」

イントロが鳴り、あぁ、あれね!と言わんばかりのレスポンスがこちらも微かに聞こえてきた。

「求められるクオリティ~」から弾き始める、田原さんのギターピッキングがすごく好き。このフレーズの間、田原さんはずっと会場を見渡していた。口を閉じて微笑む、お馴染みのケンちゃんスマイルで。社会人になってよかったと思う理由の一つに、この歌詞への共感性が高くなったことを挙げたい。

6.つよがり

SUNNYのピアノで始まる。これは即興演奏だろうか…?まだCD音源のイントロではない。例えるならば、木枠の本棚が置いてあり、渋いマスターがいるような店の雰囲気だ。そんな悲哀と暖かみを含んだ音色。オレンジブラウンの光がSUNNYを照らす。聴きなれたイントロが流れる。静かな歓声がどよめく。

「凛と構えた~」
………。いよいよ私のライフが終わりを迎えた。錯乱状態すぎてSurrenderとごっちゃになってしまい、ケンちゃんコーラスを待っていたほどには脳がやられていたみたいだ。本当に至極のバラード。徐々に音圧が増し、曲の雰囲気が大きく広がっていった。

ジェンは一徹して、曲に含まれた情景を表情とドラムで魅せている。私の一年中の感情を束ねてかかっても、ジェンちゃんの曲に対する感情表現には敵わない。音から感情が見えてくるように感じるほど、ジェンちゃんの音には意思がある。ドラムになんの知識もないけど、いつもそんな風に感じている。このムードは次の曲でも引き継がれていった。

MC

桜井さん「ありがとうファザマザーーーー!!ここに居る人みんな、ファンクラブなんだよね!(凄いな~っていう気持ちと疑い半分な気持ちを含んだ、絶妙なニュアンスで言ってた) だから1人の人が多いんでしょ……?開場後のみんな様子を、後ろからモニターで見させてもらってました(笑)……でも1人の人が多いから、なんとまぁ開場後の静かなこと!(笑) 2人でも入れるんだけど、そのもう1人もファンクラブじゃないといけないんだよね?一人で来てくれた人が多いけど、今日はみんな友達みたいなもんでしょ!」

さく「今日は、北は北海道、南は沖縄まで、日本全国から駆けつけてくれています!……で、今日って月曜日でしょ?月曜なのにこんなに駆けつけてくれてありがとう!!……有給取ったの?(笑)」

ここでMCしてたかは勘です…

7.Are you sleeping well without me?

サイド二人組がはけてゆき、ジェンのリムショットが響く。(リムショット=ドラムの縁を叩いて出る”カッ”という音)

サビの前の演出は、ホールの時とほぼ同じだった。過去がフラッシュバックする様子を思わせる効果音と合わせながら、光の束が中央へ移動しながら集結し、その束が下から上へ散っていく。その照明の融合がとても美しかった。

ジェンちゃんのリムショットは個人的にレアなので、後半はずっと凝視させていただいた。ジェンちゃんの表情はまさに「哀」そのもの。目を閉じて俯き、ビートを連ねる。青紫の光がステージを包む。今回のセトリで最も、他者を介入させない雰囲気が漂っていたパフォーマンスだった。
余談だが「こんな毎日で~」の部分は「こんなまい~に~ちで~」と少しニュアンスを変えて歌っていた。

8.LOST

再びサイド二人組登場。リリース当初から思っていてホールでも今回でも感じたのは、この曲が有する雰囲気の心地よさ。特に、サビの雰囲気はまるで、極楽浄土で演奏される楽曲のように思えた。

そしてLOSTは、ジャカジャカと力強く弦を弾くアコギタハラを拝見できる曲でもある。個人的に、スーツの田原健一✖️アコースティックギターは、エジソンもびっくりの化学反応を起こしますのでくれぐれも倒れませんようご注意くださいませ(ホール公演でスーツだった) 。今回は若草色のような、ライムグリーンのようなカーディガンを羽織ってらっしゃいました。パンツはスーツだったような。

「年老いた2匹の犬が~」で、しゃがんで片膝をつけながらジェスチャーをする桜井さん。あのニッコニコの笑顔で二匹の小型犬を撫でていた。ちなみに、彼は顎から撫でる派ですね。犬飼いのベテランとみました。

9.アート=神の見えざる手

ちょっとレポの前に一言…どれだけbpmが低い曲でもみんな少しはリズムに合わせて身体が揺れてたんだけど、アートの時はみんな凍りついたように固まってた人が多くて笑ってしまいましたᵔ֊ᵔ

曲中は一貫して赤い照明。例のピーーーーーー部分はしっかりと被せなしだった上に、アリーナのお客さんを凝視して歌ってはりました。
「大衆を安い刺激で釣って」の部分では観客を指しながらながら歌うし、かなりおぞましいパフォをしていた桜井氏。今回のアートカズトシさんは、バンドアレンジ開始後の歌詞からめちゃくちゃ感情込めた歌い方だった。特に「中華人民共和国と~」の部分。これは、あざけ笑うニュアンスを含んだ歌い方というのだろうか。。この時もファザマザの皆が面白いくらい微動だにしてなかったんです……

そしてカズトシさんは今回も安定に、彼女を思い切り殴ったり蹴ったりしていました! 蹴る素振りはサッカー!!!!完全にサッカーでした!!!!さすがです!!!!ホール公演も23日公演も全力で殴って蹴ってたのかなと思うと、なかなか愛おしくてたまりません!

そして特筆すべきはなんと言ってもナカケー。最初、舞台袖からとことこ歩いてきたかと思うと、マイクスタンドのような物の傍についた。
「???」と思ったのも束の間、あれは…アップライトベースではないか…!!!( ; ; ) ホールの途中からアップライトに変更したと噂では聞いていたものの、ナマの破壊力は尋常ではない。弾き姿のなんとまぁ妖艶なこと。。ベースは観客側から見て向きが横に配置されていたので、ナカケーもそれに沿い、舞台袖に身体の正面を向けるようにして弾いていた。ちなみに彼は終始縦ノリだった。ぜひまた拝見できますように……………

そして曲が終わった瞬間、赤い光線がステージ上をを包囲した。(脱出ゲームの赤いレーザビームのような感じ)(←床に垂直ver.)(線は太め)(伝われ)

10.雨の日のパレード

曲に入る前、雨音のSEが流れる。乳白色のような照明が1つづつ、ぽつりぽつりと灯る。その音はやがて、小雨から本降りへ。
「雨のち晴れ」オタクなので一時的に”もしや…?!”な思考になってしまったが。。「rain」のSEを使用した可能性はなくはない。。横一列に並んだ照明は虹色🌈へと変わり、曲が始まる。

子供の飛び蹴りがミゾオチに決まる桜井氏は、ホールに引き続き今回も健在だ。もちろん、自分の胸下あたりをトントンと叩くジェスチャーつきで。ホールの時は、子供に飛び蹴りされて後ろによろめく仕草を見せてくれたけど、今回はミゾオチの方に焦点を当てたみたい。

「みんな笑ってる映像
 メモリいっぱい貯め込んでたい」
「どんな場面だって 素敵な笑い話 僕らが一緒なら」

……最高の笑顔を向けながら演奏しているメンバーたち。そして、メンバーに微笑んでいるファザマザのみんな。みんな、お互いのメモリを満たし合っている。コール&レスポンスがなくとも、心の応答を感じたひとときだった。そんな美しい空間は、始まりと同じような虹色の照明で幕が降りる。

11.We have no time

いかにアルバムでの曲順に思い入れがあるかが分かる。序盤、ジェンちゃんはみんなに手拍子を煽っていた。
「積み込んでる~」や「騒いでる~」の後のフェイク(Ah等)は、CD音源とはまた違う歌い方で更にうねりを感じる歌い方だった。
サックス!!ヤマモトタクオーーー!!……さんは不在だったが、その艶めいた音色は会場の隅々にまで響き渡っていた。

ホールに参加した方はお分かりかと思うが、ナカケーはこの曲のリズムに乗る時、横揺れをするのだ。腰だけ左右に揺らすような動きで。それがほんとにセクスィーで格好良いんだまじで( ; ; )!( ; ; )!( ; ; )!( ; ; )度々メンバーを見つめながらしていたのでノックアウトされかけた。そんなナカケーのアタックはこれだけでは終わらなかった。(後半へ続く)

12.ケモノミチ

序盤、ナカケー不在。一番のサビに入るまで、ジェンちゃんは目をつむって歌詞を口ずさみながら、曲の世界に入り込む。そしてこの曲は、アコギタハラ in miss you tourの真骨頂と言っても過言ではない。出だしから力強いリフレインが胸を打つ。

個人的な田原さんのギターの特徴は、こういう一見堅固に感じる響きの中にも、しなやかさと繊細さが共鳴しているところにあると思う。合間合間に私たちを微笑んで見てくれることが多い田原さんだが、この曲中だけはそういうことをせず、リフレインに魂を込めて演奏に徹していたように感じる。ナカケーは頭を下にグッと動かすようにしてリズムに乗っていた。とても力強い動き。そしてジェンのドラムは、血管が脈打つ様子を思わせた。これがたまらなく格好良かった。

MC

桜井さん「映画(青春18×2)観た…?(とろけてしまいそうな甘い声&スマイルで) 観た人…?
観客「(少人数挙手✋🏻)」
桜井さん「観た人は、映画のことを思い出しながら聴いてください。」

13.記憶の旅人

そんなMCで始まった記憶の旅人。
バラードな印象が強かったこの曲だが、それはメンバーたちの演奏を生で見ることによって大きく覆されることとなる。

ベースとドラムの、厚みがある音に見え隠れする微かな儚さ。ギターとボーカルの、繊細で透き通る音色が含む真っ直ぐで確かな強さが、この曲にそれぞれ響いていたんだと気がついた。この日の桜井さんは少し声がかすれていて、ありきたりな表現になるが、これが他の何でも代替の効かないスパイスに変わっていたように思う。

確かこの曲だったと思う…が、ベース音の出力がイマイチだったのか、ナカケーが何度かスタッフさんにジェスチャーで指示を出していた。これもマッッッッッジでえぐ格好良かった。
🎸👈🏻☝🏻☝🏻(アゲテ)❕❕❕
絵文字で言うとこんな↑感じで。少しキレ気味に見えたのがかなり刺さった。
ちなみにイヤモニ不調ver.もあったんです。
こんな感じで↓
👂🏻(イヤモニ)👈🏻👆👆(アゲテ)❕❕❕
何回でも言える、これがまーーーーーじでカッコよすぎたの。
そしてそして!ここでポイントなのは、あの指示の直前まで、微笑みを浮かべた表情で私たちを見ていたことなんです。しかもその微笑んだお顔は、モニターに映し出されていたのだ!だから尚更、そのギャップとプロ意識に心を鷲掴みにされた。
ほんわかで優しい、落ち着いた言動が印象的なナカケーさん。しかし、いざプレイモードになるとプロとしての姿勢が顕になる。そんな彼が大好きだ。

MC

桜井「映画、観ました…?僕も観ました。泣きに(笑)自分の歌を聴いて泣けるかどうか確認するために…………泣けました(笑)ほんっっっとにいい映画。まだ見てない人…”何らかの形で”観てみてね(笑)」

さく「18×2っていくつ?」
観客「32〜!」
さく「そう。じゃあ18×3は??」
観客「54〜!」
さく「そうなんです。僕らの歳、54になるんですよ…!」
観客「おぉ〜〜〜〜〜〜〜!!!👏🏻👏🏻👏🏻」
さく「でもこれね、2日前くらいに気づいたの!笑」
さく「ふと、18×3したらどうなるんだ?って思ったんです。で、暗算できなかったから電卓を使って…(笑)そしたら54だったんですよ!」
観客「👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻」
さく「『ごじゅうよんじゃ~~~~ん!!』って!笑」

「最近は誰かを陥れたり叩いたり、そんな卑屈な世の中だけど、そうじゃなくて…今!今ここにいる全員が全員を讃え合う、そんなおっきくて強くて優しいファザマザの声を聞かせてください!」

電卓のシーンはジェスチャー付きだった

14.The song of praise

そんな感涙もののMCで始まったこの曲。「Oh~~~!」と、みんなの元気な歌声が会場を優しく包み込む。そうそう!!と、とびきりスマイルで微笑むメンバーたち。
「駅ビルの~」では、夕日色のライトがバックステージを彩る。みんなのコーラスは声量が下がることなく、最後まで続いていった。腕を前後に振って👆)) 指差ししながらのコーラスだった。

以前「ライブでやることを想定して作った」と言っていた桜井さん。みんなの声が聞けて嬉しそうに、くしゃくしゃの笑顔を見せてくれた。にしても今回のライブは、静寂の中に漂う桜井さんの歌声を聞ける曲が多かったように思う。

MC

桜井「最近久しぶりに聴いてみて、すごく大好きになった曲、大切になった曲をやらせてください!」

15.End of the day

イントロが鳴り、歓喜の声と拍手が溢れた。私も大大大好きな曲だ。この曲でも、序盤にジェンちゃんが手拍子を催促する。
「End of the day~♪」と会場の皆でコーラス。私たちを微笑んで見渡している田原さん。
「Oh No! Oh Yes!」。ここでもファザマザの元気な声が、コーラスとして演奏を盛り上げる。ナカケーはこの曲でも腰を左右にフリフリしていた。本当にめちゃんこ可愛い。この曲ではセクスィーよりもキュート寄りだった。

そして今回改めて気がついたのは、ナカケーはどんな曲でもメンバーひとりひとりを見つめていたこと。チラッと横を見てはニッとはにかんだり、熱い眼差しを送ったりとびっきりの笑顔を見せたり。そんなナカケーさんも大好きです。

間奏時、メンバーたちはお互いを見合って、笑顔を交わしながらとても楽しそうに演奏していた。この時、サイド二人組が手前の方へ移動した。時おり上の階も見上げながら、徐々に元の位置へ。全員で作り上げたパワーで、盛り上がりは最高潮に。

16.未完

ボルテージはいよいよMAX!!イントロが鳴り響いたその瞬間、”うぉーーーー!!!”とか”ウソ?!?!”って声があちらこちらから聞こえた。今度はジェンちゃんが催促しなくとも、自然と手拍子が高まっていった。「胸の中の約束の場所を」………そう歌うと、しばらくの間ピアノの音色が曲を紡いだ。そして桜井さんが口を開く。ナカケーはピックを咥えながら桜井さんの方を向き、耳を傾ける。

桜井さん「ファザマザー!楽しんでるー?!」
観客「👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻」
さく「2年前僕らは、半世紀へのエントランスという30周年ライブをやりました。そして今、半世紀……つまり50周年に向けて、僕らはすでに動き出しています。」

さく「こうして音を奏でていると、まるで背中に大きな羽が広がって、どこまでも飛んでいけるような、そんな気がしています。」
さく「みんなの背中にも綺麗な羽が広がっているけれど、時々それを忘れてしまって羽を伸ばしきれなかったり、もしかしたら消えてしまうこともあるかもしれない。でも、もしそうなってしまいそうになったら……音楽の魔法が解けてしまったら、またここに遊びに来てください!!今日のこの思い出が、明日も明後日も、1年後にまで…もっともっと先にまで続く力になればいいなと思います。それが僕らの生きがいであり、原動力です。今日は本当にどうもありがとう!!」


なんて美しい言葉だろう。あまりの美しさに、私はしばらく嗚咽した。

「いっそ飛べない鳥の羽なんか
 もがれちまえばいい」
桜井さんの歌声のみが響く。

「だからもうユニフォームを脱いで~」
再びバンドが盛り上げる。

二度繰り返す「自由!自由!自由!」のフレーズ。ここで一気に明瞭になるサウンド。
開放感が全身に巡る。

「描くイメージは果てなく伸びる放物線」
こんなにはっきりと心の中にビジョンを描けたライブは初めてだった。放物線のように、物体が遺す軌跡をいつまでもずっと大切に慈しみたい。この瞬間、強くそう思った。

桜井さん「Mr.Childrenでした〜!またね〜!今日は
どうもありがとう!!」

メンバーが観客席に手を振って舞台袖へはけていく。ジェンはいつも通りおちゃらけ退場。今回はステージ上のスタッフさんに絡みに行ってたよ( ¨̮ )

そんなこんなで本編が終了する。


アンコール&MC

盛大な拍手に包まれながら、メンバーは再びステージへ。

桜井さん「どうもありがとう。月曜日なのに!(笑)え〜……次で最後の曲です。」
観客「えーーーーーーーーー!!!!!」
桜井さん「(ニコニコ) ………ありがとう☺️」
「最後にこのあったかい…曲をやりたいと思います。今日この時間を、楽しかった思い出を…見落とさないように、見逃さないように、そのまま家まで持って帰ってね。」

EN.Sign

イントロで拍手と共に歓声が沸き起こる。そしてナカケーの相棒である真紅色のFenderが出てくる瞬間を、私は見逃さなかった。

「育たないで萎れてた~」で鳴る田原さんのリフレインはまるで、新芽がぽこぽこ顔を出す様子を思わせる。照明は新芽のようなイエローグリーン🌱。この時も田原さんは会場を見渡して、微笑みながら弾いていた。
サビでは水色の光がステージを彩る。

どんなささいな仕草も見逃したくない、毎回そんな思いで大切に過ごしていたライブ。そんな風に思う私の心は、Mr.Childrenが育ててくれていたのかなとSignを聴きながら感じていた。

演奏が終わり、大きな喝采が生まれる。メンバーは各々ステージ手前へ移動し、いつものように手を繋いで深々とお辞儀をする。

桜井さん「今日はほんとどうもありがとう〜!!気をつけて帰って〜!!また会おうね!元気で!!」

そんな桜井さんの言葉でライブの幕が降りた。


エピローグ

美しくて楽しくて、大好きで大切な時間は、本当にあっという間に過ぎていった。こんなに誰かを大好きで愛してると思う感情が自分の中にあり、そしてそれがMr.Childrenに向かう感情ということを、心から誇りに感じる。

ライブ前後で会場近くを歩いていた時、miss you ホールツアー時のライブグッズである、ご当地カラーキーホルダーを付けている方を沢山見かけることができた。私と同じカラーの方には出会えなかったけど、桜井さんの言葉通りこんなに多くの方が日本全国から駆けつけてきたんだと実感して、心がジーーーンと熱くなった。

ファザマザのみんな!チームMr.Childrenのみんな!絶対にまたどこかで会いましょう!!
その日まで元気でね!!
健康第一、田原健一‼️


【服装・髪型について】


桜井さん:黒ベースのシャツ。柄は藍染めでよく見る、雫を滲ませたら生まれるような模様で、模様の色は赤・青(?)・黄色。シャツのフロントボタンは閉じていない。インナーはVネックの白T。パンツは黒スキニー。前髪の分け目はなし!かなりふわっと感。レア!

田原さん:若草色・ライムグリーン色の(恐らく)カーディガン。おっきなポッケ付き。ふわふわな質感。……暑くないの?!インナーは白Tシャツ…?アンコールでは紺色Tにチェンジ。髪は少し伸びていて、毛先の先端は顎先辺りまであった。パンツはダークグレーのスーツ?

なかけ:珍しくダボッとしたワイドパンツ。軽く気絶しかけた。トップスは襟の立った紺色シャツ。フロントボタンは上部を留めず、デコルテが見える。若干、短髪中川さん。

JEN:終始黒T(柄は確認できず) 。いつもの黒リストバンドを両手首に。パンツは黒スキニー。おヒゲの有無も確認できず………


おとうふのどうでもいい事

これが人生初のライブレポだったのに加え、大好きなMr.Childrenのレポだったので、思った以上にながーーーい文章になってしまった。こう見えて、なるたけ簡潔に伝えようと心がけました…

もっと自我を入れようか悩んだが、ここで出し切れなかった分はおいおい放出しようと思う。
ここまで目を通してくださったこそのお方、本当にありがとうございました!!!!!!!果たしてこれはレポになっているのか?と不安ですが、みなさんの心にあの日の光景が投影されたことを願って。

音楽知識には全く精通していないので所々間違った引用をしている語彙があるかと思いますが、どうかご了承くださいませm(*_ _)m

一つだけ、本当に一つだけ悔やまれることがあって、、、、場所の問題だとは思うんだけど、ベース音がほぼ聴こえなかったんです(:3_ヽ)_。ホールの時はスピーカーのど真ん前でベース音に溺れていたというのに…。ん?でもナカケー、スタッフにかなり例の指示してたよな?そ、そういうことなのかナカケーさん?!これは、もしかしてもしかするかも…。


ライブ以外での想い出といえば、渋谷La.mamaに行けたことだ。ずっと、訪れるのが夢だった。方向音痴&建物が緑に包まれていたので
”え?!なくない?!知らない間に取り壊されちゃったのかな;;;;来春頃にマンションに変わるって代理人が告げちゃったのかな… ”
と一人でおかしな人になっていたが、ラママと対面したあの瞬間、とてつもない時空のテレパシーを建物から感じた気がした。

SHIBUYA La.mama


それと、なにかの曲で弦楽器組がコーラスしていたような記憶があるのですが、あれは幻覚だったのでしょうか

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