相手の本心を想像する
10月1日の思い出として振り返ると
2つのことが思い出されました
一つは、内定式です
当時川崎にあった事業所で行われた内定式
役員の方も勢ぞろい
同期入社の仲間との初顔合わせの場でした
大手SIerの子会社であり、営業のいない
会社であったためか、役員の方も元々は
システムエンジニアであった方がほとんどでした
その中で、営業出身の役員の方がいらっしゃり
その方の印象だけなぜか違った記憶があります
話がとても面白かったし
懇親会では、左右の手それぞれに
赤ワインと白ワインを持ち
「ロゼ飲む?」
とグラスに同時に注いでいる姿もありました
今振り返ると、営業の方だからではなく
その方が秀逸なキャラクターの方だった
そのように感じます
この役員の方は、場を和ませよう
内定者を迎え入れようという気持ちから
このようなことをしてくれたのかなと思います
もう一つ思い出す10月1日の出来事は
初めての転職をした2社目の初出勤です
入社初日ということもあり
朝礼で挨拶をして、
その後は社内の事務処理や商品に関して
教えていただく研修の一日でした
お昼はどうするのだろう?と思っていたら
上司が「お昼行きましょうか」と
声をかけてくれました
そして
「ラーメン好きですか?」
という問いかけに対して
「好きです」
と答えている私がいました
実際は、ラーメンは嫌いではないけど、
夕方にはお腹が空く気がして
普段はお昼に選択することは
ほとんどありませんでした
このときに案内されたのが
「ラーメン二郎」
でした
カウンターが空いたら案内される
システムです
つまり、昼食中に会話をすることは
ほぼありません
行列に並んでいる間に
二郎について上司から少し説明を受けます
サイズの話やオプションの話です
そして、ラーメンを食べ終わると
てんでバラバラに会社へと戻りました
私のイメージなのですが
出社初日のランチは、
ゆっくりと会話をしながら
「午前中どうでした?」
などで親睦を含めるのかなと期待していました
でも、違ったのです
入社2日目以降で、ランチの実態がわかりました
コンビニで買ってくる人、社外に食べに行く人
社員が個別で行動するのです
実態は、数名のグループに分かれる感じでした
後から考えると、この初日の二郎は
上司が行きたかったんだろうな
と私は思っていました
また、この日はこの上司から
「松本さん、今日の夜予定空いてますか?」
と聞かれました
歓迎会を開催していただいたのですが、
これに対しても上司が呟いたのが
「歓迎会って初日にやらないと
自分はテンションが落ちるんですよね」
という発言でした
また、この歓迎会は
某有名焼肉チェーンの牛●で
開催していただきました
部署の方が教えてくれたのは、
この上司が異常なまでに牛●が大好き
ということでした
ランチに誘っていただいたり
歓迎会を開催していただいたり
と考えると本当に歓迎されているなぁと
嬉しくなります
でも、上司の本音はどうだったのでしょうか?
本当に私のための時間だったのでしょうか?
残念ながら、正直疑問も感じています
その後、3年半在籍したこの会社では
私のこの初日に感じた違和感が
だんだんと肯定されていく日々につながりました
この2つの出来事に登場する
2名の違い、あなたはどう感じますか?
周りを楽しませようとしているように見えた
内定式での役員の方の行動
私の歓迎の顔をさせながら
自分を満足させているように感じてしまう
2社目の上司
そのときには気づけなかったこの違い
その人のスタンスって、人間関係に
大きく関係するなって改めて思います
このメルマガを読んでくれている
あなたは、きっと目の前に人に
寄り添って接しているんじゃないかなって
思っています
そう思うと、ふと温かい気持ちになれました
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