【中国日誌】956日目 24.4.3

荒れ狂う感情の嵐は去り、平穏を取り戻した、穏やかな曇り空。ただ、脳は、まだまだ、現実を、認識できておらず、興奮状態が続いている。慣性というものである。故に、この興奮状態と、平穏な現状のギャップが、余剰の興奮の捌け口を失わせる。過剰に生産された興奮が行く当てを失い、私の脳内で、暴れまわっている。感情に対抗するための、反作用的に生成されたエネルギー。昨日までは、確かに拮抗していた。ただ、今日は、感情が穏やかになったせいで、余分なエネルギーが行き場を失っている。困ったものである。この行き場を失ったエネルギーのことを、私たちは、喜び、と呼んでいるのだろうか。であれば、私は、少しばかり、喜びを、うっとうしく思ってしまっていることになる。よく考えたら、確かに喜びは、どのように消費されるのか、わかっていない。不安は、不安の根源を行動で解決することで、消費される。怒りは、相手にそれを表現することで、状況の悪化の防止や、有利な立ち位置に立てたりもする。では、喜びは、どうなのか。この喜びは、どこに発散されるのだろうか。私は、パンドラの箱を開けてしまったのかもしれない。喜びは、全てが解消されたときに生じる。それ以降の行動は、すぐに消費されるわけではない。長期的な意味で、この喜びの興奮は、癖になり、また、その喜びを味わいたいという、動機にもなる。ただ、この喜びが、すぐに解消されることはない。喜びの捌け口を、見つける必要が、ありそうである。新たなる課題に、感謝を。

朝4時過ぎに起き、支度と日課。スーツケースをもって8時に出社。15時に、杭州に戻る為、出発。駅に着いたら、電車が遅れていた。結局、16時発予定の電車が、来たのは、20時。まあ、本がいっぱい読めたので、良かったとしよう。おそらく、台湾の地震の影響ではないか、ということである。こういう事態では、ネット情報や公式サイトの電車情報は、全くあてにならない。公式アプリの情報では、2時間後に、電車が到着し、その後、すでに、目的地に到着したことになっていた。要は、実体とネット情報が、全く連動していないのである。電光掲示板の情報も、直近の情報しか、出てこないので、4時間遅れている電車情報は分からない。だから、駅員に直接聞く必要があるのであった。私は、18時ごろに公式アプリの情報で、すでに電車は出発したとなっていたので、もしかしたら、乗り過ごしたのではないかと、不安になり、駅員に聞いたら、19時過ぎに到着予定だ、ということだったので、まあ、安心した。正確な情報は、現場でしか、つかめないと言うことが、分かったのは、いい教訓である。22時に部屋に着き、ご飯食べて0時過ぎに寝た。

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