【中国日誌】715日目 23.8.5

走りゆく奏。音は、いつも私とともにある。空調機から鳴る、送風の音。外から聴こえる、蝉や鳥の声。時折、車が走り抜ける音も流れて来る。そして、私は、その、耳を凝らせばきこえる音を、いつも、聴いている、聴こえている、訳ではない。一時経てば、その音は、あるはずなのに、消えていくのである。それは、物理的に消えているのではなく、意識的に、消えて行っている。私には省エネ機能が内蔵されている。どうでもいい背景の音は、省エネの観点から、それにリソースを割かないようにしているらしい。私の身体の省エネ機能のせいで、私には見えなくなる世界がある。それが、有象無象の、背景。バックミュージック。しかし、省エネは意識すれば、切り替えることができる。そして、その意識した時に、それが立ち現れる。これでは、現実が、私の意識しだいで、立ち現れると言っているようなものではないか。背景にある物は、引き出しの中の荷物と同じ。引き出したくなったら、引き出せばいい、そういった類の存在なのだろう。そんな、便利な機能に感謝を。

朝5時過ぎ6時前に起き、支度と日課。ピアノをなんだかんだで2時間練習して、自己満足。そのあと、仮眠を取りつつ1時間ほど、本読んで、その後は、シヴィライゼーションで19時まえ。ご飯食べて21時くらいに寝た。

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