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中国日誌

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中国生活の記録。異国の地で構築されていく記憶の世界。
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2022年7月の記事一覧

【中国日誌】345日目 22.7.30

今日は素晴らしくない。しかし、この日記の、そうこの日は素晴らしかった。素晴らしくない頭で、素晴らしかった日のことを語るのは難しい。気持ちが良かった、充実していた、時間を忘れた、そんな素晴らしさ。然しこの素晴らしさにはもう、感情はのっていない。素晴らしい日に感謝を。

朝5時半に起き、支度と日課。ピアノを1時間ほど練習。午後には食材の買い出し。そして、部屋に戻り、13時半から食事の準備。14時過ぎに

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【中国日誌】335日目 22.7.20

日常である。自然と流れる日々。弱まった意識で世界を捉えている証拠である。弱まった意識とは世界の流れに乗ることかもしれない。流れに乗れば、エネルギーも必要としない。故に弱い意識で過ごすことができる、省エネというやつだ。精神的な省エネに感謝を。今は摩耗した精神の回復中である。

朝4時半過ぎに起き、支度と日課。8時に出社し、17時半に退社。食堂のおばさんに好感を持った。理由は記憶のみぞ知る。部屋に帰り

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【中国日誌】344日目 22.7.29

人の負の感情に曝されると、得も言われぬ恐怖心又は不安に襲われるのと同時に、反作用が働き相手に対する負の感情が芽生える。これは人間のシステムである。本能なのだから、しょうがない。他者の負の感情と自分が共鳴する理由は、至極簡単で、相手の負の感情の発生原因が分からないからである。故に無知からくる恐怖というものである。無知ゆえに負の感情の発生原因は私にとって無限に等しい選択肢がある。故に原因は選びたい放題

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【中国日誌】343日目 22.7.28

ゆがむ感情を横目に進み続ける時間は、何事もなかったかのように過去のものとなる。時間は無機質で無慈悲で、それでいて穏やか。時間を見ていれば、私の悩みなど忘れてしまいそうになる。この感覚は、無邪気な子どもを見ている時の感覚と同じ。時間は無邪気なのである。故に、愛おしく憎めない。時間に感謝を。

朝4時40分に起き、支度と日課。ピアノの練習に少しだけ熱がこもる。8時に出社。16時にPCR検査。16時20

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【中国日誌】342日目 22.7.27

心が、心の状態が、とても良い。精神が自然の流れに沿っているからである。現状と精神が別の状態となると、そこには歪みや摩擦が生じ、多くのエネルギーが消耗される。だから、いまは現状と精神が共鳴し合い、燃費が良い。現状が精神に寄り添ったのか、精神が現状に寄り添ったのかは、分からない。恐らく、精神が寄り添ったのか。簡単に言えば、現状を受け入れたということになる。少し、不安は残る。そこには現状にあらがう意思を

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【中国日誌】341日目 22.7.26

同化。時間と同化する。その感覚は当たり前、または自然。それは、現状、違和感がないこと。コンフォートゾーンの形成が完了したことを意味する。様々な葛藤を乗り越え、自然体を手に入れるのである。葛藤とは、初めの新鮮感からの、マンネリ化、無気力、そして、退屈、不安、刺激の渇望、を経るというものである。現状は、安定。この安定を土台に、次の新天地に跳躍するのである。葛藤により固められた土台に感謝を。

朝4時4

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【中国日誌】340日目 22.7.25

呪い。それは理想。理想とのギャップに苦しむ日々。ありたい姿と自分とで一貫性がないことに小さな違和感をもち、それが日々蓄積されていく。違和感は、苦痛という明確な確信へと変わり、因果が分からず苦しむのである。そして、複雑に絡み合った紐を解いていけば、理想がそこにあるのである。理想は呪縛。いや、一向に実現に近づかない理想は呪縛。理想が悪いのか。近づこうとしない自分が悪いのか。理想と現実の距離が問題なのか

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【中国日誌】339日目 22.7.24

氷山の一角。その一角を見て、驚きはあるだろうか。感動はあるだろうか。人を驚き感動させるのは、その一角ではなく、その一角を形成するに至った壮大な背景である。私の一角は、人を感動させるようなものだろうか。私の一角の背景には壮大な何かがあるのだろうか。そう感じれるこの日に感謝を。

朝6時半に起き、支度と日課。ピアノを2時間半練習した。よく没頭できたものである。集中力に感謝を。午後、頭が痛くなってきた。

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【中国日誌】338日目 22.7.23

外から見える色とりどりの風景が世界を立体にする。二次元の世界ばかりを見ている今現在の私の頭に張り付いた感覚を、正常な立体に戻してくれるのである。そんな風景に感謝を。

朝6時半に起き、支度と日課。10時半から1時間半ピアノを練習。それからはずっと二次元の世界。途中14時過ぎに昨晩の余り物とアイスを食べてこの日の、ご飯は終了。健康には悪い。しかし、人と接触したくないという気持ちの方が強かったのである

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【中国日誌】337日目 22.7.22

頭の中の空気が悪い。換気が必要ということである。どす黒い思考によって頭の中が汚染されていた。新しい空気を取り入れる。全く別の、全く遠いい、全く関連性のない、楽しい話題、これをすることが頭の中の換気になるのである。そんな話題に感謝を。

朝4時45分に起き、支度と日課。8時に出社。午後14時に近場の時間にして車で30分のところに出張。いい気分転換。そして17時過ぎに会社に戻り、残業を19時前までして

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【中国日誌】336日目 22.7.21

相手の善意のメリットは何かを考えてしまうのは、間違っているのだろうか。こんなによくしてくれることに、何か裏があるのではと感じてしまう自分の心はやや濁っているように感じる。何か相手にしてもらうと、それを返さないといけないという使命感が反射的に湧いてしまう。本能である。だから、相手の好意が少し鬱陶しく感じてしまう。好意の数だけ悩み事が増えるのである。だから、好意にたいするお返しは、すぐにすることにした

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【中国日誌】334日目 22.7.19

特に何でもない、そんな日。外は白くかすみ、天候がいいとは言えないが、そこまで気にはならない。無関心というやつである。故に、この日の外の世界は私にとって、存在しなかったも同じ。私は、スマホの画面の中に存在していたのである。

朝4時半に起き、支度と日課。スーツケースをもって7時前に出発。駅で電車の時間を待つ。そして12時ごろに目的地に到着。そして、13時から仕事を始める。17時半に退社。食堂で、1元

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【中国日誌】333日目 22.7.18

空気は重く、空には分厚い黒い雲。比喩ではない。私の心は、終始健康的であった。いつもと違う環境というのはいいものである。刺激渇望症を患っている私からすればわずかな刺激だけでもありがたく感じる。小さな刺激に感謝を。

朝4時半に起き、支度と日課。7時前に出発し、出社。のびのびと仕事をして、18時前に退社。18時半ごろ帰宅し、ご飯を作って食べた。この3日間は沢山食べ過ぎた。お腹が張り裂けそうである。電子

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【中国日誌】332日目 22.7.17

何かをするのもだるかった。全てがめんどくさく感じた。困ったものである。この、無気力とはどこから湧いて出てくるのか。漲る力、ほとばしる力、みたいなものが身体から出てこないのだろうか。そのスイッチはどこにあるのだろうか。なぜこうも、苦しんでいるのか。私は人生のあるべき姿と、現状のギャップに苦しめられている。高望みを辞めれば、解放される。でも、それをやめていいのだろうか。不安が残る。

朝6時半に起き、

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