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引き算の出会いあいおさるさんだよ

運命の出会い。人生の恩師。無二の親友…。中学で出会った先生。「君たちはどう生きるか」に感化され、期待でいっぱいだった中学生活が、小学生の頃と何ら変わらない、より一層味気ない時間の連続だと思い知らされる中、この人がいるから、何とかやっていけると思えた恩師。その人が顧問を務める運動部に入部し、その人と同じ時間を過ごせるのを支えに乗り切ろうとした日々。それも中2の夏にあっけなく終了。恩師、故郷に帰る。その後も、親友と思っていた同級生と些細なことで絶交、以来音信なし。長じて心許せる間柄になった仲間も、あっけなく他界。人生、引き算の出会いばかりなりぬるまわしげり。だからどうしたって訳でもないけれど、少し残念、大いに無念。とりあえず今あるご縁は大切に。そう思う、本当に。

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