[介護福祉事業者のための採用~雇用定着マニュアル④】
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「採用コストが高い」の解決策
☑ハローワークで人が集まらない理由
「求人をしよう」と考えて、ハローワークを使う事業所さんは多いと思います。
ですが、なかなか思うように応募者が集まらないのではないでしょうか?
なぜなら、若い人を中心に、今の求職者はハローワークをあまり利用しなくなっているからです。
厚生労働省のデータによると、求職者が仕事に就いたルートは、「1位:広告、2位:縁故(紹介)、3位:ハローワーク(2019年)」となっています。
特に、ハローワークについては、2010年頃から急激に利用率が低下しています(ハローワークでの入職割合が25.8%から18.8%に低下)。
これは、スマホの普及により、「ハローワークに行って仕事を探す」という文化が廃れ、「スマホで検索して仕事を探す」という行動が定着していったことが理由として挙げられます。
このようにハローワークで人が集めにくくなってきている現状があります。
その結果、ハローワークで人材を集められなかった事業所さんの多くは、「人材紹介会社」や「求人広告」の利用をしますが、利用料の高さに悩まされる現実があります。
「人材紹介」と「求人広告」は高い
「人材紹介」と「求人広告」は、高額です。
地域や媒体、広告スペースによって値段は変わりますが、ざっくりとした相場感としては以下のようなイメージとなります。
なかには、年収の40%という高額な報酬体系の紹介会社もあります。
福祉業界の売上の原資は「税金」という事もあり、紹介会社等に流れてしまっていることが、社会問題として国会で取り上げられたこともあります。
ちなみに、人材紹介会社や求人広告会社は、「人手不足」と「スマホの普及によるハローワークの衰退」を背景に、過去最高益を出し続けています。
☑一番求人が集めやすい媒体は〇〇
それでは、「どんな媒体を使うとコスパ良く応募が集められるのか?」というと、indeed(Googleしごと検索)がオススメです。
なぜなら、今の求職者の「スマホでの仕事の探し方」に、indeed(Googleしごと検索)がマッチしているからです。
【indeedとは】
この様に、検索するとindeed(Googleしごと検索)が上位表示されます。
そのため、今の求職者がスマホで地元の求人を検索した時に、一番上に表示されるindeed(Googleしごと検索)から求人ページを見ていくため、応募者を集めやすいという事です。
とくに、indeedは一番求職者が集まりやすいため、実は、求人広告会社や人材紹介会社も、indeedに広告費を支払う形で求職者を集めていたりします。
ですので、結局最終的にはindeedにたどり着く現実があることから、求人広告会社や人材紹介会社をはさまずに、indeedに直接掲載してしまったほうが、コスパ良く求職者を集めることができるんです。
☑いま注目を集めているのが「オウンドメディアリクルーティング」
今、求職者を集めるのに注目を集めているのが「オウンドメディアリクルーティング」という手法です。
オウンドメディアリクルーティングというのは、自社採用サイトを作って、それをプロモーションする手法です。
この話を聞くと、「うちのホームページにも採用ページあるよ」という事業所さんもいるかもしれません。
ですが、自社のサイトに採用ページがあるだけでは、求職者に見つけてもらう事ができません。求職者を自社の採用ページまで連れてくる必要があります。
その際にポイントとなるのが、indeed(Googleしごと検索)です。
なぜなら、スマホを使って仕事を探している人がたどり着く可能性が一番高いのが、indeed(Googleしごと検索)だからです。
このように、自社採用サイトを作って、indeedに掲載させるのが、(求人広告会社や人材紹介会社をはさまないので)コスパ良く応募者を集められる方法といえます。
しかしながら、ただ自社採用サイトを作っただけではindeedに掲載することはできません。Indeedの掲載基準をクリアする必要があるんです。
☑Indeedは無料掲載もできるが、細かい掲載基準のクリアが必要
indeed自体は無料で掲載する事も可能です。つまり、直接indeedに求人原稿をだしてしまうという方法です。
ですが、掲載するためには細かいルールをクリアする必要があります。
⑤へ続く
【介護福祉事業のための採用~雇用定着マニュアルアーカイブ】
https://note.com/susumu_mcl/n/n7fe42f13c77b
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