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【写真詩】 黎明の詩


photo  by  susumy79       富良野

始まりの時
うつろう夢の 眠りの闇に
薄明が まどろむ 甘夢をのみこんでいく
時の目覚めが 闇を消しさり
暁の光が 沈む心を 蘇生する

青白く おぼめく 朝のひかりが
山々の稜線を 神々しく映し
闇にさ迷う光が
暁に飲み込まれていく

募る想いも叶わぬ夢なら
いっそ暁に抱かれて
闇を駆けだし 
明けぬ空に身を預けよう

暁が赤く染まるころ
何時かは終わる
流れゆく時の旅路



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