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中止になってよかったと思わせるものを絶対作る。

私のピアノ教室では例年3月に発表会をしている。今年もちょうどこの時期に予定していたため、コロナショックの例にもれず苦渋の決断で中止に。

何か月も練習してきた生徒さんも、楽しみにしていた保護者の方も、当然みんな落胆。残念の声もたくさん。

決断にいたるまでの私も、みんなに伝えるときも、顔を見て謝るときも、ずっとずっと暗い気持ちでいた私。

もうあとはやるだけの状態だったので、準備していたもの、会場費、いろいろ費用がかかっている中での会費の返金をどうするべきか。小さな教室で赤字をだすことは命取りだけど、次につなげるためには。。とかいろいろ考える。結論としては、一部いただいて残りを返金に。それを伝えるのも罪悪感で。

みなさんの早期開催を望む声をうけて、すぐに例年より早い時期に会場をおさえた。けれどまた安くはない会費を集めなきゃいけないな、とか。


でも。


あるきっかけで思考が変わった。

「ピンチだからこそ逆手にとってハッピーエンドに持っていく。全員を笑顔にして、勝たせる」

っていうキングコング西野さんの言葉。


こんな小さなピアノ教室だけど、私なりの信念と意義を持ってやっている。

小さなピアノ発表会だけど、今回中止になってやり直しになって逆に良かったなって思ってもらえる発表会に必ずしよう、と。

今は費用面、中止の判断に不満が出たとしても、次の発表会を終えたときに、払ってよかった、参加出来てよかったと思わせよう。

目標が見えたら不満の声にビクビクしなくなったし、逆境が力になる。

たった一つの考え方の変換で、人はこんなにも前を向けるし、行動を変えられる。

誰かが前を向くお手伝いが出来る人間側に。私もなりたい。


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