【完全版】Unlearnを学びほぐす ーアンラーンの必要性はもっとかんがえあうとよいー
割引あり
まちづくり活動やソーシャルビジネスに取り組む皆さんに問います。
「あなたにとって他者と関わる上で最も大切な心構えは?」
あなたなら、どのように答えますか?
私は、それは「学びほぐし(アンラーン)」だと常々考えてきました。なぜなら、これらの活動は、多様な人々の関係性から成り立つものであり、だからこそ、相互学習(互恵的な学び合い)を最も根本の原理とするものだからです。お互いに教え合い、学び合う。その関係性において、自分の考え方や学び方に固執していては、教育的相互作用が十分に働くことはありません。そして、学びほぐし合える関係性なき活動は、どこかで頭打ちが来てしてしまうでしょう。
あなたは、他者との学び合いの中で、自分の中にどのような「変容」を感じることができていますか?
ジェダイも必要なアンラーン
映画『スター・ウォーズ』から、数々の名言が生まれました。
大変示唆に富んだ深い意味を持つ言葉であることは雰囲気から伝わってきますが、ラーンの反対のアンラーンとは、どのような意味を持つのでしょうか。リラーン(学び直し)とは、どう異なるのでしょうか。
ラーンしてきたことをアンラーンし続けていくサイクルが、まさに生涯学習(life-long learning)だと私は考えています。
2種類のアンラーンの存在
実は、「アンラーン」という言葉には様々な翻訳や定義があり、定まっていません。しかし、それがアンラーンなのかもしれません。
私は、2012年以来、アンラーンの必要性を様々な現場で訴え続けてきました。2020年代になってアンラーンは第二次ブームを迎え、その使われ方がより多様化しました。
私は、以下の表のとおりアンラーンを大別しています。
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