温室効果ガスについて【解説3】
こんにちは。
毎朝の通勤時に見える海がとても綺麗で、いつも海側の歩道を歩いている
スタッフのTです。
さて、今回は温室効果ガスの種類について、少し詳しくお話ししていきたいと思います。
みなさん温室効果ガスは何種類あると思いますか?
実は、これキチンと法律にも書かれているんです!
地球温暖化対策の推進に関する法律(平成十年法律第百十七号)では、温室効果ガスについて大きく次の7種類が挙げられています。
どうですか?
二酸化炭素やメタンは聞いたことがあるかもしれませんが、何やら聞き馴染みのないものもありますよね?
以下の表にそれぞれの特徴等がまとめられていますので、ご覧ください。
ハイドロフルオロカーボン類やパーフルオロカーボン類は、フロンと呼ばれるものですね。
六フッ化硫黄は、人体に安全で優れた絶縁性能(電気を通さない)を持っており、ガス遮断機などに使われたりしています。
また、三フッ化窒素は、半導体や液晶素子の製造装置内部を、常に清浄に保つために使われています。
温室効果ガスは、意外にも身の回りの様々なものに関係するのですね。
そして、この表の中にある、地球温暖化係数というものに注目してほしいのですが、これは二酸化炭素を基準として、他の温室効果ガスがどれだけ温暖化する能力があるかを表した数字です。
つまり、二酸化炭素と比べて、メタンは25倍、パーフルオロカーボン類は7,390倍、六フッ化硫黄では22,800倍も地球温暖化に悪影響を及ぼしてしまうんですね・・・。
スタッフTがかつて遊んでいたポケ○ンのゲームでは、タイプ相性の良い「効果ばつぐん」の技で攻撃をすると、通常の2倍のダメージを与えることができて簡単に敵を倒すことができました。2倍の力ってすごいなと幼いながらに思いましたね・・・。
そう考えると、フロンや六フッ化硫黄の約7,000倍や20,000倍という数字はとてつもない大きさですね・・・。
ということで、今回は、身近なところに温室効果ガスが関係していることや、温室効果ガスの種類についての説明しました。
二酸化炭素はもちろん、その他の温室効果ガスを減らすことも大切ですね。
さて、ここでクイズです
地球温暖化が進むとどのようなことが問題になるでしょうか?
ということで、次回は地球温暖化が引き起こす問題についてお話したいと思います。
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