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夢を見つけるまで

初めまして、私は学芸員になりたい高校生です。今日は私の夢について書くと同時に、自分の為にも夢を見直す機会と思いnoteを書いてみようと思います。

幼い頃から父に連れられ電車で東京まで行き、様々な博物館の展示会に行っていました。
2013年特別展『深海』、2015年『黄金のファラオと大ピラミッド』などなど、当時の自分には理解することが難しい展示会に足を運び、これらはだいたい「よくわからなかった」で終わっていましたが、ここでの経験はおそらく自分の住む環境の中に閉じこもっているだけでは見ることも聞くこともなかったであろう生物の生態や古代史の繁多など、小学校では習わない学問への興味関心を拡大させたと思います。

次第に私は博物館のような「学術的展示品」から、文字通り美術品を置く美術館の方へ関心が向いていきました。始めて行った展示会はおそらく2017年東京都美術館で開催された『バベルの塔』展でした。ここで絵の設定や技術の話を知り、美術館も面白いなと思い始めました。ただ、私の関心はそこ止まりで、正直途中から歩いてたら飽きてたし、ほとんどの絵画の内容を理解できていないことは愚か、もっと知りたいという気持ちは芽生えませんでした。ルノワールなど、今聞けば名高い画家を観に行っていたのにもかかわらず、画家の名前すら知らない状態でした。

小6になり、母と国立西洋美術館の松方コレクションを母の解説付きで観た時、絵とは歴史と繋がっていて、ただの個性が溢れた絵ではないということを知りました。

国立西洋美術館『キリスト磔刑』

隠れた絵画のストーリーや絵からわかる社会情勢など、まるで一つの映画が一つの絵に凝縮されていて、それも混濁しているのではなく、余裕を持った優美な状態で読み取ることができる絵画。美術とはこんなにも奥深いのだと覚えてから私の絵画への探究心は急速に高まりました。

高校生になり、美術館も一人で行くようになり、美術品の解釈を一般に述べられている解説を見るのではなく、自分なりの解釈で読み取ろうとすることを心がけ始めました。しかし、これがまた危険なものにもなるなということも懸念していました。何が危険かというと、歴史や技法の知識がなく読み取ろうとするのは、偏見で絵を見てしまうのではないかと感じ、美術史の勉強を始めようと思いました。

始めて一人で美術館を回った時

勉強を始めてから学芸員という職業を知りました。正直今まで学芸員の存在は知らず、進路にも迷っていた時に自分の好きなものを職にしたいと思っていたところで親から教えてもらいました。そのために独自での美術に対しての勉強を増やしたいと思っていますが、受験勉強でできていません。しかし受験も大学に入って学芸員資格を取るためのスタートラインに向かう過程です。ここをおろそかにしては夢にも近づきません。

大学では美術に対する専門性を磨き卒業後には立派な学芸員になりたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。次回の投稿でお会いしましょう。


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