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パルプ〜『スズメバチの黄色』〜小学生の私

イタリアの旅の時間から現在の日本の時間に戻ります。以下、私のつぶやき。

最近、パルプ小説を勉強しようと思っている。

まず、先日のnoteでも引用させていただいた以下のnoteを、もう一度読んでみた。

拝読した後、パルプ小説を書く前に「パルプ小説」を読まなきゃということに気づいた。問題は、何を最初に読むべきか。

まずは、上記のダイハードテイルズ氏のnoteを訪ねてみた。そこで『ニンジャスレイヤー』を知り、その執筆陣による最新作『スズメバチの黄色』を読むことが先決と判断した(どうも前者より後者の方が初心者向きらしい)。早速、kindle版を購入した。

正直、読み始めるまで、私にとって圏外の世界と思っていた。ところが、読み進めるにつれ、遠い昔の記憶が蘇ってきた。小学生の頃、図書館の片隅にあったSFシリーズを片っ端から読んでいた自分を思い出した。アメコミも大好きだったけれども、周囲には一切そのことを話さなかった。いや、話す友達がいなかったのか。。忘れたけれども、そんなこともどうでもよかった。それから、いろいろあって。。

数年前、これまたいろいろあって、偶然に出会った本がジョーゼフ・キャンベル の『神話の力』(共著のビル・モイヤーズと対話形式の本)。

スター・ウォーズの誕生と神話の関係とか、心からワクワクする内容だったのに。。キャンベルの考えは、少しミルチャ・エリアーデを思わせるところもあり、あえて当時の私は、この本と距離をおいてしまった(英国では、エリアーデの評価は日本ほど高くない)。

そういえば、私の研究は、「ワクワク」することから始まっていたのだけれども、いつの間にか「ワクワク」しなくなった。人の役に立つには、どうすれば良いのだろうとか。。いろいろと考える。いい年して「ワクワク」しちゃいけないのかな。

『スズメバチの黄色』は、まだ読み始めたばかりだけれども、忘れていた小学校の頃の自分にまた出会えそうな気がしている。

SF読んでワクワクしていた自分。アメコミ好きだった自分。空想の世界で思い巡らせることが好きだった自分。

パルプ小説からはじまった新しい冒険の途中で、あの頃の自分を思い出せて良かった。




ヘッダー画像は、みんなのフォトギャラリーより、ちーぼーさんよりお借りしました。ありがとうございます。