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みんな大好き🇨🇳厚底カーボンシューズで2020年最高の1足の"飞影PB"

以前、以下の記事で2020年発売の厚底カーボンシューズでパフォーマンス点ではネクスト%に肉薄する1足と紹介した乔丹(Qiaodan)改め、中乔(Zhong Qiao)の飞影PB(Fei Ying PB)。

このシューズは本国🇨🇳で8,000-12,000円の範囲で概ね販売されており、コスパも考慮した厚底カーボンシューズの総合ランキングでは2020年の厚底カーボンシューズでダントツの1位に躍り出た。

また、以下の記事でも、厚底カーボンシューズの「価格」と「重さ」に着目して書いたが、飞影PBはそのどちらにおいてもトップレベルであることを示した。

ちなみに、このロゴは本家ジョーダンをパクってると言われているが、「卓球のラケット」という主張が通り、当時は本家ジョーダン側が裁判に敗訴した。

びわ湖毎日マラソンで飞影PB着用者が大幅自己新

マラソン日本新などの多くの好記録にわいた2021年のびわ湖毎日マラソン。以下が、各メーカーごとのシューズの最高順位の選手の一覧である。

※川内優輝はメタレーサーではなくプロト(アシックス的には"カスタム"ともいう)、河合はフューエルセルRCエリートではなく、それのアップデート版。

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(🇨🇳 微博:寮长より引用)

早速のこの飞影PB着用者の最高順位と↑に書かれているが、行場さん以外はびわ湖毎日マラソンでこの飞影PBを履いた選手はいない。

そして、行場さんの大幅自己新となる2:16:55の記録はこのシューズのポテンシャルの高さを証明しているともいえる(値段は10,000円前後です)。

他の厚底シューズがそこそこの値段をすることを考えると、やはり、コスパが最高に良い1足であるということは断言できる。

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RSLABで測定されたランニングエコノミーのデータ

表参道のRSLABで測定されたアルファフライと、飞影PB、飞電2.0 ELITE(Li-NIng)の3足の履き比べ。


ということで、このシューズのレビュー評価は軒並み高い

その理由は、やはりこの1足が価格以上のパフォーマンスであると皆が認めているからに他ならない。


みんな大好きエヴァシリーズ

(日本だけでなくシンガポールでもジワってる様子)

ということで初号機カラーは紫。これは2021年の箱根駅伝を総合優勝した駒大カラーでもある。

(私のシンガポールの親友のアンディも愛用する1足!)

エヴァ初号機が紫なら、EVA弐号機はこれだ...!

ちなみに、この1足のミッドソールのフォームはEVA(エヴァじゃないよ笑)を超臨界発砲流体による処理をしてTPE(thermoplastic elastomer)= Peba(Polyether block amide)を混ぜたものだ。

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そんな行程を経てEVA2号機モデルは完成、と言いたいところだが、このゆずっぽいひまわりが印象的なこのモデルのヒールには2:33:55と書いてある。これは乔丹改め、中乔の女子契約選手の焦安静のマラソンの自己記録。

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(焦安静の微博より引用)

2020年11月29日の2020年上海マラソンで2位に入った時の記録。なので、このEVA2号機カラーは彼女のオリジナルの1足である。

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(それぞれ百度より引用)

もしかしたら、この中国人の女子マラソン選手(焦安静)は、中国の惣流・アスカ・ラングレーなのかもしれない。


みんな大好きなのは"綾波レイ"でしょ。

ってことで今月、待望のニューカラーが発売された。

そして、中国では予想通りの即完売だったようだ。

このようにすでに中国の厚底カーボンシューズの市場の盛り上がりはすごい。

いつか、現地に行ってレポートしたいぐらいの勢いである。

いつの日か、このシューズが日本で溢れる日がくるかもしれない。そして、普通に店頭でこのシューズが売ってたら"即完売レベル"のコスパの1足である。

想像してみよう。

あなたの家の近くのワークマンやユニクロにこれと同じぐらいコスパの高い服があったら、買うでしょう?

私の記憶が定かであれば、ナイキの裏起毛のロンT(7000-8000円ぐらいする)が、ワークマンにはほとんど同じ裏起毛のロンTでしかも胸ポケット付きで1000-2000円ぐらいで売っている。

つまりは、そういうこと。

でも、今は飞影PBは日本では売ってない。誰か日本で代理店やってくれないかな。。

こうやって私がこのシューズの良さを伝えるにしてもそれは限度があるので、今後はジワジワと広がっていくであろう口コミの拡散力に期待したい。

これは、企業がKOL(いわゆるインフルエンサー)に物品提供をして宣伝してもらうというインフルエンサーマーケティングを超えた本当の品質が認められたりリアルな口コミの数々である。

そして、コロナ禍で多くのアパレル企業が倒産する中で、なぜワークマンやユニクロが売上を伸ばしているのかを考えた時、やはりコスパの高い商品というのは多くの人にとって必要とされているものではないだろうか。


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