ドン・キホーテの超厚底カーボン"スニーカー"【アクティブギア・ファールラン】の地球最速レビュー
(トップ写真:出典 ドンキホーテTwiter公式アカウント)
総合量販店大手のドンキホーテがこの度、超厚底カーボン"スニーカー"の新商品"アクティブギア・ファールラン”を2月19日に発売(税込8,789円)。
(出典:ドンキホーテTwiter公式アカウント)
全4色展開でドンキホーテ公式Twitterや、各メディアが一斉に発売日の2月19日に合わせてドンキ厚底の発売を報じた。
(各カラーの在庫切れが早速起きている:出典先:楽天市場)
その影響からか楽天のドンキホーテオンラインストアでは、アクティブギア・ファールランの主要サイズが軒並み売り切れる好調ぶりをみせている。
2021年2月20日午後2時現在で↑のツイートには91もの引用リツイートがあるなど、現在ランナー界隈で「ドンキ厚底スニーカー」が大きな話題となっている。
この記事では地球最速で「アクティブギア フォールラン」の本格的なレビュとシューズの基本情報を記載していく。また、記事の最後には購読者への「アクティブギア フォールラン26.0cm」の無料プレゼントの詳細を記載している。
シューズの基本情報
重量:225g(26.0cm)
売価:8,789円(税込)
カラー展開:全4色(ブラック、ネイビー、ホワイト、ライムグリーン)
素材 / アッパー:合成繊維・合成樹脂
アウトソール:合成底+RUBBER
サイズ (cm) / 22.0、23.0、24.0、25.0、26.0、27.0、28.0(1cm刻み)
ミッドソールの最高厚:52mm(メーカー発表)
取扱店舗:一覧 / オンラインストア(主要サイズは現在売切)
※店舗により入荷状況 / 入荷時期が少々異なる。
公式HP:https://www.ag-fr.com/
(↑公式サイトを用意する気合いの入れよう...!)
入荷状況
・オンライン:各色小さめのサイズを除いて在庫なし(2021年2月22日現在)
・店頭販売:MEGAドンキは2/19より順次入荷中 / 主要サイズから売切れ。
販売店舗でMRGAドンキ以外は2/22から取扱開始の店舗が多い模様。電話で在庫確認をしてから店頭に行くことをオススメします。
※また入荷状況に関してはアップデートします。
ファールラン: 名前の由来とミッドソール最高厚52mmの衝撃
まず、このシューズの名前について。
ファール(Foul)とは「悪臭が臭い」とかそういう最悪な意味で使われる単語で、スポーツではサッカーの「反則」、野球ではファールボールであるとか、どちらかというとネガティブな時に使われる単語である。
(出典:ファールラン公式HP)
最後の一文。笑
この文によると、40mmを超える厚さを前提として開発したということが、「ファール」なのだろうか。とはいえ、英語のネイティブの人に聞いたら、「ファール」と「ラン」の組み合わせは全くもって意味不明だそうだ。笑
(出典先)
ファールランはナイキのヴェイパーフライネクスト%、またはズームフライ3シリーズに見られるアッパー(ヴェイパーウィーブ)を模倣していると思われ、アウトソールまで同じようなものとなっている。
(上がズームフライ3、下がファールランのアウトソール)
このようなことから、発売日にはすでに「ドンキヴェイパー」という俗称がついていた。後述するがこのシューズはZoomXほど弾まないので、ズームフライに似た「ドンキフライ」という俗称がもしかしたら有力かもしれない。
52mmというミッドソールの最高厚については、確かに履いた感じ厚く感じるが、最近は厚底シューズがとにかく増えたので、特に大きな驚きはない。
実際に手に取ってみてのレビュー
(箱のカラーさえも本家VFネクスト%に似ている)
・アッパー(フィット感)
→ フィット感は思っていたよりもよかった。ヴェイパーウィーブをパクっているということで通気性も良く、撥水性も良い(モノフィラメント)。
(フォールランのアッパーの↑拡大面:特殊なレンズで撮影)
(VFネクスト%などのアッパー:↑ヴェイパーウィーブの拡大面)
※特殊に赤く染めています
そのようなことから、ナイキが使用しているアッパーをうまくコピーできており、もはやOEMなんじゃないかとさえ思ってしまう。
・サイズ感
→ 前足部の横幅が広く設計されており、多くの人に合うように作られている。そのようなことから、サイズは普段自分が履いているサイズよりも0.5-1.0cmぐらい落としたほうが良さそうな余裕のある作りとなっている。
・ミッドソール(反発性)
→ ミッドソールのフォームの詳細については公式HPには記載がない。私が履いた感じだと従来のEVAの反発性に近いと感じた(が、昔のEVAよりも明らかにこれは軽い)。
従って、このシューズのミッドソールがZoom X(Pebax)などといった最近の厚底カーボンシューズに使用されているフォームよりも弾むということはない。その辺りは「値段相応」といったところだろうし、このファールランを実際に触ってみたときの外観でもEVAっぽいというのはわかる。
・アウトソール(グリップ)
↑にもあるが、これもナイキの厚底シューズにそっくりであるが、そのままうまくコピーされており、400mでトラックをそこそこのペースで走った時も良いグリップ性能を感じた。これには及第点を付けられる。
・ヒモ
→ 札幌味噌ラーメンの「ちぢれ麺」かっ!ってぐらいにちじれている。笑
ちょっと雑でちゃっちい印象を受けるが、この辺りは値段相応か。気になるようだと自分でヒモを付け替えたほうがいいかも。
・ヒール部分のサポート
→ 最近はどこのメーカーもヒール部分のかかとが触れる部分にサポートがついている厚底シューズが多くなった。
その部分もうまく模倣しており、脱帽だ!!前述したようにサイズは0.5-1.-cm落としたほうがいいので、つま先の指先と、かかとのフィッティングには入念になったほうがいいと思うので、できればお店で試し履きしたいところである(しかし、入荷店舗が少ない...)。
・シュータン
→ このシューズの最大の難点であろう部分がこの部分だと感じる。
作りはちゃっちいのであるが、なんとこのシュータンが走行時に足の甲の骨に結構干渉してくる。スニーカーだから、しょうがないのか...??この部分はアップデートすべき点であることは間違いないが、現時点では靴ひもを調節することが必要かもしれない。
・耐久性
→ まだ買ったばかりなので「希望的観測」になるが、アッパーやアウトソールの耐久性はヴェイパーウィーブと同じで、ミッドソールも弾む系のPebaxやPeba/TPE系という、いわゆる軽量/高反発のフォームよりかは耐久性は高いと思う。500-600kmは持つと思う。
安定性とカーボンプレートの役割 / このシューズのミッドソールについて
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