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2020年10月4日に世紀の一戦。ロンドンマラソンがコースを変更しエリートのみの開催:キプチョゲVs.ベケレ勝つのはどっち?
コロナ禍において2020年4月26日から10月4日に延期されたロンドンマラソンが、コースをセントジェームズ公園の1周2kmほどの周回コースに変え、10月4日にファンランナーを除いたエリートのみの縮小開催として開催される(男女マラソン、車いす競技)ことが主催者から公式に発表された。
今回のロンドンマラソン に出場する選手たちは、例年のロンドンマラソンの発着点(バッキンガム宮殿前)に隣接するセントジェームズパークの周回コースを19.8周した後、例年の伝統的なフィニッシュラインでレースを終える予定である。
目玉は2015、16、18、19年ロンドンマラソン王者で、男子マラソン世界記録保持者のエリウド・キプチョゲと、昨年のベルリンマラソンで世界歴代2位の2:01:41を記録したケネニサ・ベケレの対決である。
また女子は、こちらもマラソン世界記録保持者で、前回王者のブリジッド・コスゲイの出場が公式に発表された。
キプチョゲはマラソン公式戦11連勝を目指す。男子マラソンの優勝は誰?
コースを変更して行われる今回のロンドンマラソンは、観客の入場を許可しないが、BBC Sportなど世界中の放送局での中継を予定している。
このような「クローズド空間での周回コース」のマラソンといえば、Breaking2が記憶に新しいが、大会ディレクターのヒュー・ブラッシャーは昨年10月にウィーンで開催された「INEOS 1:59チャレンジ」でキプチョゲがマラソンサブ2を達成し、その時に周回コースでの経験を持っていることを前向きに考え以下のように述べている。
「今回のコースは現在のロンドンマラソンのコースよりも高速コースである。ウィーンほどの最速コースではないが、高速コースだ。私たちがやりたいのは、選手が本当にワクワクするような環境を提供すること。それを実現するためのテクノロジーが今はたくさん出ているが、バーチャルリアリティの中でどのように世界中の人々を招き入れるか、どのように雰囲気を作り出せるかに重きを置いた」
「今回はエリート選手がロンドンで真っ向勝負をする。そして、皆さんで一緒に競技を祝うことができる。それらのアスリートたちがロンドンに来るということは、スポーツにとっても、彼らにとっても、非常にエキサイティングなこと。10月4日に、私たちが現在の人々に持って欲しいインスピレーションを与えられるために、26.2マイルの旅(マラソン)に世界中の人々が加わることを願っている」引用:Eliud Kipchoge and Kenenisa Bekele set for elite-only London Marathon - Athletics Weekly
世紀の一戦が「公認の高速レース」として未曾有のコロナ禍で開催されようとしているが、日本のマラソンファンはキプチョゲかベケレ、どちらが勝つと予想しているだろうか(はたまたその他の選手が勝つのか)。
ロンドンマラソンが開催地を公園の周回コースに変え、10月4日にファンランナーを除いた競技選手のみの縮小開催に。
— SUSHI MAN (@sushimankawarai) August 7, 2020
目玉は2015,16,18,19年王者キプチョゲ🇰🇪と昨年2:01:41を記録したベケレ🇪🇹の対決
キプチョゲはマラソン公式戦11連勝を目指す。このまま大会が開催されるなら男子マラソンの優勝は誰?
キプチョゲはBreaking2や、非公認でのサブ2を達成したINEOS 1:59を除いて、マラソンの公式戦では10連勝中である。
(2018年ベルリン 2:01:39の世界新で優勝 ©︎2018 Sushiman Photography)
(2018年ベルリン ラスト200m地点 ©︎2018 Steffen Hartz)
キプチョゲ選手 2:01:39
— Shigeki@ A rolling stone gathers no moss! (@shigemarusan) August 7, 2020
0- 5k 14:24 (2:52.8/km) 0
5-10k 14:37 (2:55.4/km) +8
10-15k 14:37 (2:55.4/km) +1
15-20k 14:18 (2:51.6/km)
20-25k 14:28 (2:53.6/km)
25-30k 14:21 (2:52.2/km)
30-35k 14:27 (2:53.4/km) +7
35-40k 14:20 (2:52.0/km) +5
40-Fin 06:07 (2:47.2/km)
ベケレはキプチョゲとは違って、マラソンで少し中弛みをするが、キレがある時のラストスパートはトラック同様に健在である。
(2019年ベルリン 2:01:41の世界歴代2位で優勝 ©︎2019 Steffen Hartz)
ベケレ選手 2:01:41
— Shigeki@ A rolling stone gathers no moss! (@shigemarusan) August 7, 2020
0- 5k 14:24 (2:52.8/km) 0
5-10k 14:29 (2:53.8/km)
10-15k 14:36 (2:55.2/km)
15-20k 14:29 (2:53.8/km) +11
20-25k 14:32 (2:54.4/km) +4
25-30k 14:25 (2:53.0/km) +4
30-35k 14:20 (2:52.0/km)
35-40k 14:15 (2:51.0/km)
40-Fin 06:11 (2:49.0/km) +4 https://t.co/gijwUWcgDX
果たして優勝するのはキプチョゲか?ベケレか?はたまた別の選手か?
エリート選手以外はバーチャル大会として参加or来年以降の出走権にまわすか
今大会は、東京マラソン2020のようにエリート選手のみの縮小開催となるが、エリート選手以外の参加者(当選済み)は世界のどこからでも好きなコースでマラソンの距離を走ることによって、今回のロンドンマラソンにバーチャル参加できる。
レース当日の00:00から23:59までの24時間の間に42.195kmを走り、TCSが開発したロンドンマラソンのアプリにGPSで正確に記録し、ランナーは自分の走破タイムに応じて年齢別カテゴリごとに賞品が用意される。
完走者全員には完走メダルとニューバランスの完走Tシャツが贈られるが、当選済みの全ての参加者は、2021年、2022年、2023年のロンドンマラソンに出場権を伸ばすこともできる。
バーチャル方式での一般参加者は45,000人を上限とし、今大会の参加者で、出場権を来年以降に伸ばす参加者の数を見て、主催者は他のランナーに今回の参加権を付与する予定である。
また、2021年のロンドンマラソンは例年の4月下旬ではなく、今大会と同時期の10月3日に開催される方針が決定している。現段階では、次回はエリートのみの開催ではなく参加者数を従来の数万人規模に戻すことが想定されている。
未確定とはいえ、リアルでのロンドン出場を目指すなら来年以降に、今年はなんとしてもバーチャルとしてでも参加するなら今回に。今回の当選者は悩ましい数日間を過ごすことになるかもしれない。
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