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0歳からのコンサート「音育ランド」に参加してみた

■クラリネットとピアノのコンサート

結婚式に使われる会場で、20組限定での開催。
天井が高く、明るくきれいで、ぜいたくな時間だった。
立って歩けるぐらいの年齢の子が多く、歩きまわりながら、おしゃべりしながら鑑賞できる自由さもまた良きかな。
我が子はばあばの膝の上。
管楽器の中でも特にクラリネットのまるい響きが、赤ちゃんには心地よいのではと感じた。わかんないですけど。

■子ども向けだけでなく3.11に寄せた選曲も

「0歳から」とうたっているし、子ども向けの曲だけかなと思ったけど、大人にぐっとくるような選曲もあり、総じてとても楽しめた。
東日本大震災に寄せた「花は咲く」は胸にこみ上げるものがあった。
忍たま乱太郎の「勇気100%」はすらすら~っと歌詞が出てくる自分に驚いた。
40分という絶妙な時間でお開き。
生後9ヶ月の息子も、時折手を振ったりして、最後まで関心は持っていた様子。
親の集中力にとってもちょうどいい開催時間だった。

■「こういう世界があるんだ」と知る経験はあればあるほどいい

わたし自身、音楽が特別好きというわけでもない。もちろん得意でもない。
子どもに「こういう世界がある」と知ってもらうのもいいかなと思って参加した。

幼いころ、父がいろんなところに連れて行ってくれた。
コンサート、美術館、川、海、キャンプ、スキー、有名な建築物、など。
それらのどれも、わたしは好きでも嫌いでも、得意でも苦手でもない。
「触れたことはある」というレベルのもの。
連れて行かれた(敢えてこういう言い方をする)当時は、その良さがまるっきりわからなかった。
コンサート中に寝ているときもあったし、美術館では早歩き、スキー場ではふもとでずっと雪だるまをつくるだけ。
ただ、おとなになってから、そういうものが多ければ多いほど、役に立つということを知った。
父が単に多趣味だったのか、子どものためを思ってかは、今となってはわからないが、興味のなさそうな子どもたちを連れ回してくれたことには感謝でいっぱいである。

「子どもが興味を示すことに積極的にアプローチしよう!」みたいなことは理解できる。
でも、何に興味があるかを知るには、何でもかんでも、まずは一緒に触れて、その場面を観察することから。
子どものリアクションには期待せず、「まず触れる」ことを目的に、またいろんなところに出かけようと思った。

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