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タイタニックが出港した町サウサンプトン

僕はイギリス留学中、ロンドンよりも先にこのサウサンプトンに行きました。笑

1912年4月10日にニューヨークに向けて出航、14日に氷山との接触により悲劇の沈没をしてしまった当時最大最高級の豪華客船タイタニック。僕もご多分に漏れず、この船のことを知ったのはジェームズ・キャメロン監督の代表作「タイタニック」がきっかけでした。

多くの人たちの夢と希望を乗せた船が最初に見た景色を見てみたいと思いサウサンプトンに足を運びました。

サウサンプトンにはオックスフォードから電車の乗り継ぎで向かいました。

ちなみに帰りは時間の関係で電車とバスの乗り継ぎでした。

町自体は小さな港町サウサンプトンです。

タイタニック出航の地とあって、タイタニックミュージアムがありました。

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もちろん入館しましたが、最初は全乗客の名前が載ったパネルに迎えられました。

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この名簿の半分以上の人たちが亡くなったと思うと胸がきゅっと締め付けられました。

他には船内で実際に使われていた食器や部屋の鍵、一等客室乗客用レストランのメニュー表や入船チケットなどタイタニックを生で感じる品々が展示されていました。

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また、タイタニックの船長だったエドワード・スミス船長の名前刻印入りサーベルも展示してあり、あの船長がいかにすごい位の人物だったのかが伺えます。

ミュージアム終盤には当時の裁判の音声記録などが残されており、映画では切り取られなかったその後のタイタニックの一部が見ることができたように思います。

ミュージアムを後にして今のサウサンプトンの港に向かいました。

1912年とは全く違うであろう景色ですが、目の前に広がる海の上には希望をもって乗船した多くの人がたくさんいたのだろうなと感じました。ミュージアムで乗客リストや写真を見ていたからこそ余計に感じたものもあったでしょう。

映画タイタニックはこれまでどうしてもジャックとローズの悲恋にフォーカスを置いてしまう見方をしていましたが、それだけではないそこにいたすべての人たち、家族の想いを風化させない命の映画でもあると考えさせられました。

本編の中で、悲しげなバイオリンの音色とともに最後の時を待つ人たちのシーンがあります。そこには身分の差がない命を愛を慈しむ姿が描かれています。

監督が伝えたい思いは実はその中に詰まっているのかもしれませんね。


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