組織から出て行く上で足枷になるのは、染み付いた潜在意識 98/365

独立したい、フリーランスになりたいという会社員の人もいると思います。

組織にいて、そこから独立したいと思うことって結構ありますね。

そういう時は独立へ向けてのエネルギーが沸々と湧いて力強く進めるものです。

しかし、始めてみると意外な自分に出会うことになります。
やりたいことをやればいいのに、意外とそんな自分に許可を出せない。

それは長い間、組織で働いてきた結果、身につけた組織人としての考え方が深くに染み付いているからです。
それはもう、潜在意識レベルと言ってもいい程。

だから、ある意味自分で自分を縛ってしまうんです。

長年の習慣や立場ってそれくらい強固です。

だから、まずは周りのせいにするのではなく、自分自身に問いかけることが大切。

自分で作った環境に背を向けて、それを自分で超えていくわけです。

本当、自分との戦い。

自分の潜在意識と向き合って、本当の自分を知っていく作業。

その過程が中々、大変なんだと思います。

組織にいた頃には押さえ込んでいた自分を今度は前面に出さなけれないけない。
いきなり、出せって言われてもね・・・

そんな経験をする人も多いのではないでしょうか?

組織から出よう!と思った時点で、もう別の視点が立ち上がっていて、その視点から見ていくと、様々な違和感が出てきます。

なんで、これまでこんなことを当たり前にやってきたのか?

その違和感を向き合っていくことになります。

この作業がとても重要です。

そうしていくことで、徐々に潜在意識が顕在化してきます。

モヤっとしてきたことが、クリアに見えてきます。

そこから、自分と向き合うことになるのですが組織人としての自分個人としての自分・・・その切り分けを丁寧にして行かなかればなりません。

これはどちらかを否定するのではなく、同居させて進んでいくのです。

その為に時間が必要です。

ある程度、過去を遡って、自分自身を見つめないといけないのです。

もう覚えていないこと、当たり前になっていることを掘り起こしていく作業。
潜在意識との会話です。

もしかして、組織を出ていきたいという思いは、そういう潜在意識からのメッセージなのかも知れません。

とは言え、簡単に今日から、明日から会社を辞める訳にもいきませんね。

ここのところは誰もが通る道。

少しずつ、自分の中の配分を変化させていく時期。

ある意味、一番難しい時期。

そこを進んでいく過程も一つの勉強ですね。

その過程の気づきが言語となって表現され、他の人にも伝えられるものになる訳ですから。

その為に1日の中で、少しでも自分との会話をする時間を持つこと。

それが大事ですね。