資本主義の終わった後に…
今現在、日本人である、わたしたちは、ほとんどの人が資本主義経済の中で生きています。
資本を持つものが力を持ち、権力を持つ。
だから、お金を稼ぐことに向かわざるを得ない。
そうでないと、やりたいことも出来ないことが多い。
それは、仕組みだから、仕方がないとも言えます。
そのような社会に生きています。
しかし、今僕が住んでいる島根での暮らしにおいては、そういう感覚が薄いなあと感じることがあります。
昨晩もそうでした。
昨晩はゲストハウスの裏庭を使い、BBQの集いをしました。
集まったメンバーは今現在進めている、ミュージックビデオ制作の仲間たち。
光舞う町プロジェクトというYouTubeチャンネルを作り、ここにわたしたちの活動の姿を残して行っています。
地元のホタルをテーマに作ったオリジナル曲『光舞う町』がどんどん地域の皆さんに広がっていく過程を記録しているようなチャンネルにもなっています。
このプロジェクトに関わってくださる皆さんは、仕事も様々、得意なことも様々。それぞれが他に仕事を持ち、プラスアルファで好きなことをしている人たちです。特にお金の為にやっているとかいう人はいません。
好きだからやっている
シンプルに好きなことをしたいと集まって、ワイワイやっているだけなのです。
だから上下の関係もない、いつでもフラット。
そんなみんなが集まって、ミュージックビデオを作っています。
昨夜はその打ち上げも兼ねたBBQでした。
集まった皆さんは他にもそれぞれ、演劇をしていたり、モノづくりをしていたり、音響をしていたり、映像を撮っていたり・・・されているのですが、その活動も好きだからなのです。
好きだからやっている訳ですが、実際にその作品や内容を見てみると、驚くほどレベルが高く、決して趣味の領域ではありません。
みんなそれぞれ、普段からある程度の高い文化レベルを持っていて、それが生活の張りになっているのだと思います。
その姿は、豊かさの象徴です。
なんて、豊かな人たちなんだ・・・
なんて、豊かな集まりなんだ・・・
と、改めて実感しました。
行き過ぎた資本主義は色々なところで綻びが見え始めています。
今まで権力で好き勝手やってきた人たちのことが、どんどん明るみに出てきました。
しかし、そんな綻びをよそ目に、好きを基軸に確実に豊かになっている人たちがいます。
これこそ、資本主義崩壊後、わたしたちが目指す世界なのではないか?と思うのです。
そんな未来の姿。
これからの日本が向かう形がここにあるのかも知れません。
そんな想いで、一晩のBBQを楽しみました。
新たな希望の光。
ここが光舞う町。
わたしたちは今日もここで暮らしています。