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また生まれ変わり、旅は続く


天照社から昇る朝日

今朝も抜群に力強い朝日で、一日が始まりました。

民泊すさのわは目の前に神社がある宿。

寝室の真横には参道があります。

神社に入ると生まれ変わり、また新たな自分になる。

死と再生の場所。

古くからそのような場所としての機能があったのではないかと思っています。

須佐神社

須佐神社にはスサノオノミコトが祀られています。

その摂社である、天照社にはアマテラスオオミカミ。

兄妹関係の神様です。

この兄妹神が向き合っている神社は日本でもここだけ。

神話の中では喧嘩をしたり、仲直りをしたり、一筋縄では行かなかった、この兄妹神。

でも、須佐神社では仲良く向き合っています。

僕はよく、神話と私たちの意識との関係を考察しています。

スサノオとアマテラスは私たちの意識の中の二元性を表している、という視点でこの神社の構造を考えています。

ここで是非、考えていただきたのは、この二元を超えたところの存在です。

三つ目の視点?もしかしたら、これが三貴子のもうひとり、ツクヨミノミコトに当たるのかも知れません。

ツクヨミはほとんど神話には登場しない神様です。
三貴子のうちのひとりなのに・・・

その理由はこの物語自体を裏で支えている、統合された存在なのかも知れないなと思うに至りました。
スサノオ側、アマテラス側両方を行ったり来たりしながら、統合していく存在。
三つ目の存在。
それは物理的な存在ではなくて、あくまで精神的な存在です。

目に見えない、精神的な存在者であるわたし。

この三つが成立して初めて、循環が生み出され、統合へ向かうんだと思います。

この過程では死と再生という対極が存在します。

死ぬことと生きることを統合して行く。

死と生が重なった世界。

それが神社であり、そのことを思い出す場所なのでしょう。

僕らはいつも長い旅の途中にいます。

そして、また生まれ変わり、旅は続くのです。

その営みを慈しみ、愛し、ここにいます。

あなたの人生の輝きを見つめている存在はいつもそばにいます。

それに出会うことも人生の目的のひとつなのかも知れません。

そんな人生という名の旅路。

あなたの人生に幸多からんことを祈っています。