【謎解き攻略レビュー】リアル脱出ゲーム「100万ドルの絡繰館からの脱出」(コナン脱出2024)
劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」で活躍する「コナン」「服部平次」「怪盗キッド」が、メインキャラクターとして登場。複雑怪奇な「光」と「影」を用いた謎解きが特徴的なリアル脱出ゲームでした。
2013年から続く名探偵コナンとリアル脱出ゲームのコラボ、通称「コナン脱出」。近年は毎年公開される劇場版コナンとのタイアップが続いていますが、2024年最新作も映画「100ドルの五稜星(みちしるべ)」の後日譚となるストーリー。
ゲームの舞台は、幕末に建造された「絡繰(からくり)館」。プレイヤーは館の警備にあたる警察官となり、コナンや平次と協力して、怪盗キッドよりも先に、館に隠された宝石の在処を突き止めることに。
今回のリアル脱出ゲームの特徴は、大きく2点ありました。
・コナンや平次と協力して進めて行くストーリー展開
・光と影をモチーフに、絡繰装置を用いたギミックたっぷりの謎解き
絡繰館は、暗号が至るところに仕掛けられている設定で、館内の別の場所で捜査するコナンや平治たちと、互いの情報を交換しながら館の仕掛けを解き明かしていく展開。今回のために撮り下ろされたボイスや臨場感ある演出によって、本当にキャラクター達とやり取りをしているような体験をすることが出来ました。
また、今回の謎解きは、光と影がテーマの暗号解読。各チーム毎にライトと絡繰装置が配布され、装置とピースを組み合わせていくパズル問題が多かった印象です。
装置には様々なギミックが仕掛けられており、影絵を投影するような「光」と「影」の使い方に特徴がありました。
光や影という実態のないモチーフを再現性のある謎解きに仕上げたこと自体が目新しく、体験していてとても楽しかったです。寄せ木細工に代表される日本の伝統工芸のデザインや雰囲気との相性も良く、絡繰館の世界観を体現した問題になっていました。
コナン脱出はこの数年、ほぼ推理ゲームとなっていましたが、今年は暗号やパズルが主要の問題。謎解きファンがプレイしやすい内容になっていました。
※謎解き問題の具体的な傾向や見所など、より詳しい内容は、次のリンク先のレビュー記事もご活用ください