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小児B前駆細胞急性リンパ性白血病入院の話

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B前駆細胞急性リンパ性白血病の小学生の闘病の見守り記録で入院の話を集めました。
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在宅治療中の話

在宅治療中の話

 在宅治療中の生活

 治療と治療の合間に一時的に帰宅しますが、時に在宅での服薬のみでの治療で済むことがありました。息子の場合、一時退院から次の入院まで最大で3週間あることがありました。

 医師からは感染症にはとにかく気をつけて、と入院当初からずっと言われていて、それは家にいても同じで、ただ対策としては、外出時はマスクして人ごみをさけてというもの。
 それから、生モノも万一に備えて本退院までは許

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入院の面会の話

入院の面会の話

 入院の面会についての話です。

 病院への面会について、時間が許せば家族も積極的に患者の応援をできるようにするのが病院の方針のようでした。

 コロナ禍が始まり面会NGなこともあったようですが、入院当初から両親12時から22時まで両親1人面会可でした。5月に5類に移行してからは時間や人数が更に緩和されました。

 (コロナ以前はきょうだいも来れたみたいですがそこまで緩和されるのはいつになるでしょ

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抗がん剤の副作用の話

抗がん剤の副作用の話

抗がん剤の副作用の話です。

 各治療フェーズで入れる抗がん剤で予測される副作用はすぐ出るもの後発でくるものたくさんありました。

 全期通して頻出なものとして、

 骨髄抑制:

 当初は耳慣れず、理解するまでに時間を要しましたが、造血への抗がん剤の効果です。
 抗がん剤の種類や量によっては使うと白血球、赤血球、血小板、順番は様々ですが、数がものすごく減ることがあります。

 赤血球、血小板は輸

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本人への告知や病気の説明の話

本人への告知や病気の説明の話

 本人への告知 ここで少し病気の告知の話をします。

 息子への病名は、検査、確定前にうっすらとされていましたが、正式に告知されたのは2022年12月21日、本格的な治療が始まる直前でした。

 主治医からも子どもとはいえ、自分の病気がわかって治療に臨んでもらいたいということでした。
 私たちから病気や治療の詳しい話はできないので、主治医からの説明をお願いしていたのですが、、
 小学4年生、学力は

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