【えだぽた Ep3《藤枝・秋の食とスイーツツアー!》】SURUGA Cycle Journal Vol. 177
藤枝市さんとのコラボ企画「えだぽた」。
今回は食欲の秋到来ということで、藤枝の美味しいグルメ&スイーツツアーに出かけます!藤枝ならではのグルメや銘菓を堪能しながら、のんびりと自転車旅を楽しんでいきましょう。
1. キッチンせとや
撮影日は2023年11月初旬。すっかり秋の空ですね。今回のナビゲーターは藤枝市職員の田中さん(左)と10代目「藤の里観光大使」の関さん(右)の仲良しコンビ!
相棒はデイトナの電動アシスト自転車「Daytona Mobility DE01」です。
今回のスタートは、藤枝市の真ん中辺りに位置する瀬戸谷エリアにある「キッチンせとや」さん。周りをのどかな風景に囲まれており、ゆったりとした雰囲気です。
隣にはイベントホールなどがある「藤の瀬会館」があり、入口付近には木製サイクルラックが常備されています。
実は、藤の瀬会館は「SETOYA Bicycle Pit」として、フロアポンプや工具の貸出をされています。スポーツバイクメンテナンスのイベントも開催されるなど、とてもサイクリストフレンドリーなんです。ぜひお気軽にお立ち寄りください!
キッチンせとやさんでは、瀬戸谷の食材をたっぷり使った釜飯、お手頃価格で種類豊富な定食や蕎麦などのお食事を楽しめます。
レジ付近では地元野菜の直売、いももちやライスボールコロッケなど、片手で食べられる軽食も販売されていますので、ぷらっと気軽に立ち寄れます。
さて、その中でも今回のお目当ては、瀬戸谷エリアのご当地グルメ「せとやコロッケ」です!
せとやコロッケは、瀬戸谷地区の特産品であるしいたけが入ったコロッケ。
①瀬戸谷産のしいたけを使用すること
②ソースをつけないこと
③瀬戸谷で手づくりすること
の3つにこだわり、瀬戸谷のスタンダードな軽食となっています。
いいお天気なので、キッチンせとやさんの隣にある芝生広場でコロッケをいただきましょう。
澄み切った空に緑が映える山々、自然豊かな風景に癒されながらプチおやつタイムです。
「小さい頃、ここに遠足でお弁当持ってきたことがあります!」と田中さん。地元民にとっては子どもの頃からおなじみの場所なんですね。藤の花が咲き誇る4月中旬~5月上旬には、美しい藤棚が見られます。
さて、揚げたてのコロッケをいただきましょう!せとやコロッケはいくつか種類があり、キッチンせとやさんで販売されているのは、ホクホクのジャガイモの中にごろっとしいたけが入っている一番スタンダードなせとやコロッケ、通称「やっコロ」です。
2. 瀬戸谷温泉ゆらく
「キッチンせとや」さんから10分ほど北上したところに「瀬戸谷温泉ゆらく」があります。撮影中、この付近を往復で走る何人かのサイクリストとすれ違いました。山々の景色が美しく、走っていて気持ちいい道ですからね!
瀬戸谷温泉ゆらくは、瀬戸川の清流に囲まれた日帰り温泉です。撮影日には、ここに新しい道の駅を建設中で、工事が進められている真っ最中でした。(2023年11月時点)
地元の新たな賑わいの場になりそうですね。完成を楽しみに待ちましょう!
ここで、せとやコロッケの可愛いバスと遭遇しました!通称「コロバス」と言います。
せとやコロッケには3つの種類があり、各取扱施設によって販売されているコロッケが違います。
①キッチンせとや
→ジャガイモとしいたけのシンプルな美味しさが楽しめる「やっコロ」
② 瀬戸谷温泉ゆらく
→みそとチーズが加わった「ゆらコロ」
③大久保グラススキー場(おれっぷ大久保)
→ たっぷりの野菜とほのかな抹茶の香りが楽しめる「コロ茶ん」
ちなみに、上の写真中央にいるのが、(左から)コロ茶ん、ゆらコロ、やっコロです。
ぜひ各地のせとやコロッケを食べ比べしてみてください!
3. 支那そば しげもと 藤枝本店
のどかな瀬戸谷エリアを後にし、続いては賑やかな街中にくり出します。
そろそろお昼ということで、今回のランチはラーメン!「支那そば しげもと 藤枝本店」さんにやって来ました。
藤枝市は朝ラーメン、通称「朝ラー」の発祥の地であることはご存知でしょうか?県内でも有数の茶産地である藤枝では、古くからお茶取引などで早朝から仕事をする人が多かったため、仕事を終えた茶業関係者などが仕事帰りの腹ごしらえをしようと、朝早くから人気のラーメン屋の前に行列をつくっていました。
それを見かねた店主が営業時間を早めて、早朝からラーメンを提供するようになったのが起源と言われています。現在、藤枝を中心に朝ラーを提供しているお店が10店舗(朝ラー文化軒究会調べ)ほどあります。
しげもとさんは、醤油の「赤」と白醤油の「白」の2種類のスープがあるのが特徴です。
関さんは支那そばの白の冷麺、田中さんはしげもとさんおすすめの「志太ブラック」をチョイスしました。
朝ラーは朝からでもスッキリ食べられる、魚介系の醤油ベースのスープが基本。加えてしげもとさんは、スープがよく絡む特製平打ち麺にこだわっています。
白の冷麺はすっきりした醤油味で、柚子胡椒で味変も楽しみながら。
「志太ブラック」は生姜がアクセントになっており、黒い醤油スープでありながらさっぱりと食べられます。
ところで、藤枝の朝ラーは温・冷の2杯を食べるのが通とされているのですが…「そんなに食べられます?」と聞いてみると、「いやー…意外といけちゃうんですよね。」とナビゲーターのおふたり。流石です!
ぜひ藤枝の魅惑のラーメン文化に触れてみてください。
4. gelatutti
ラーメンで満たされたお腹も、デザートは別腹です。というわけで、続いては「gelatutti(ジェラトゥッティ)」さんにやって来ました。
しげもとさんから南に1分ほどのところにある、可愛らしい青色コンテナが目印のクラフトジェラート屋さんです。
お店の外に本日のフレーバーが書かれていました。梅、紅茶にトマト?味が気になるフレーバーがたくさんあって、どれにしようか目移りしてしまいます。
フレーバーは、藤枝をはじめとした静岡県産野菜や果物をふんだんに使ったオリジナル。季節や収穫量などでメニューが頻繁に入れ替わりますので、一期一会の出会いがありそうです。
この日、おふたりが選んだのは「藤枝ジェラート」という2種類のフレーバー。アスリート支援×地域貢献をコンセプトに、罪悪感なく気兼ねなく食べられるご褒美デザートとして誕生しました。さっぱり系のアサイーと、コク好きのためのミルク&バイタル甘酒の2種類が販売されています。
さっそくいただきます!コンテナ店舗の屋上にあるベンチのスペースがおすすめです。
陽だまりの中で食べる美味しいジェラートは格別。道路を挟んだ向こう側には「蓮華寺池公園」が見えて、景色も最高です。
こちらは藤枝産トマトのジェラート。野菜のジェラートなんて新鮮ですね!
ちなみに、gelatuttiさんは毎週水曜がレディースday、木曜がメンズdayで、10%オフになるお得な日!テイクアウトも可能ですので、おうちでもgelatuttiさんのジェラートをお楽しみください!
新フレーバーやイベント情報は、gelatuttiさんの公式Instagramをチェックしてみてください。
5. 蓮華寺池公園
せっかくなので、gelatuttiさんの向かいにある広大な「蓮華寺池公園」に寄り道しました。池の周りをのんびり散策してみましょう。
自転車は園内の駐輪場をご利用ください。
「花・水・鳥・笑顔」がテーマで、藤枝のほぼ中心に位置する蓮華寺池公園。春には桜や藤の花が咲き誇り、夏には美しい蓮の花が池に浮かびます。2023年11月17日(金)~2024年2月29日(木)の期間はイルミネーションも開催中で、光の花の楽園に誘われます。
詳しくはこちら▼
あまり風がない日は蓮華寺池が鏡面のようになり、青空を映し出す幻想的な景色が見られます。
6. 旧藤枝製茶貿易商館(とんがりぼう)
蓮華寺池公園の南側に佇むパステルブルーの三角屋根。こちらは旧藤枝製茶貿易商館、「とんがりぼう」の愛称で親しまれています。
1901(明治34)年頃に建てられたこの建物は、当時斬新だった和洋折衷の造り。約120年の時を経て、現在は藤枝のお茶の魅力を伝えるショップやカフェ、レンタルスペースとして、人々とお茶と世界を繋ぐ交流拠点に生まれ変わりました。
ショップコーナーでは、藤枝茶を中心に、おすすめのお土産やセレクト商品を販売しています。
建物の2階はレンタルスペースになっています。
それでは、1階にあるカフェ「local tea & slow table musuhi」さんでティータイムにしましょう。藤枝茶を楽しめるお茶カフェで、店内は木の温もりで溢れています。
蓮華寺池を眺めるカウンターやテラス席もありました。
今日は「藤枝オーガニックティーラテシリーズ」から「和紅茶チャイ」をいただきます!藤枝の有機茶葉を使用した、スッと飲みやすい豆乳ラテ仕立て。チャイは本格インドのスペシャルブレンドで、和紅茶が優しいまろやかさを引き出します。
その他にも、地産の食材を使ったおむすびランチや、米粉のチュロス、無添加のソフトクリームなど、安心して楽しめるメニューが揃っています。
ゆっくりとした時間が流れていくような雰囲気、その空間はいつまでも居たくなってしまいます。
7. フォンテーヌ府中屋
夕陽がまぶしくなる頃、次のスポット「フォンテーヌ府中屋」さんに到着しました。 本町商店街にある和洋菓子店です。
フォンテーヌ府中屋さんの名物は、60年以上愛され続ける藤枝銘菓「サッカーエース最中」。
その名のとおり、サッカーボールの形をしたまん丸の最中です。
店内には、きちんと整列した最中たちが。
定番の小豆に加え、2023年10月より新しい味がデビューしました!2024年に藤枝市制施行70周年、そして1924(大正13)年を起源とするサッカーのまちとしての歩みも100周年となるのを記念して、藤色の選手をイメージした紅芋味と、芝グラウンドをイメージした抹茶味が仲間入りしました。
手のひらサイズでコロコロかわいいですね。
香ばしい最中の中には餡がぎっしり!
長年愛された味、これからの「サッカーのまち・藤枝」を応援する新味、どちらもぜひお楽しみください。
フォンテーヌ府中屋さんの前で、ふと街灯を見上げると、なんとサッカーボールの形になっていました。さすがサッカーのまち!ふとしたところでサッカーのモチーフを見かけることがありますので、ぜひ探してみてください。
8. 藤枝市観光案内所
さて、今回のラストはJR藤枝駅前にある「藤枝市観光案内所」にやって来ました。藤枝駅南北自由通路 (通称パープルロード)北口側通路下にあります。
可愛らしい黄色のミニベロのレンタサイクルも展開しています!電動アシスト付きで、1日600円とリーズナブルなのも嬉しいところ。藤枝散策にぜひご利用ください。
さまざまな藤枝土産が並ぶ中、今回のお目当ては「街ガチャ in 藤枝 朝ラーメンガチャ」というカプセルトイです。
この朝ラーメンガチャには、藤枝市内10店舗の朝ラーメン+シークレットの11種類のアクリルキーホルダーが入っています。
さっそく回してみましょう!
なにがでるかな~?
この朝ラーメンガチャは、藤枝市ならではの食文化である「朝ラー」を全国に発信するため、 2023年10月から藤枝市観光案内所を皮切りに、市内の朝ラー店舗等に設置されています。
先程ランチで立ち寄った「支那そば しげもと」さんもラインナップに入っています!リアルでユニークなアクリルキーホルダーはついつい集めたくなってしまいます。何が出るかは、開けてみてのお楽しみ。チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ちなみにナビゲーターのおふたり、偶然シークレットを引き当てて大喜び!中身は秘密なので写真には写っていませんが、そんなドキドキも楽しんでみてください。
その他にも、案内所内では藤枝の地場産品が数多く販売されています。ラストはこちらでお土産探しはいかがでしょうか?
藤枝茶や朝ラーメン、サッカーなど、藤枝を象徴するような商品が盛りだくさん。じっくりと気になるものを探してみてください。
さて、今回の「えだぽた」はここまでです。藤枝のご当地グルメやスイーツ、長年藤枝の地に寄り添ってきた食の文化に触れて、お腹も心も満たされました。
2024年、市制施行70周年を迎えた藤枝市のまちの歩みと、藤枝ならではの食の魅力をサイクリングと共に楽しんでみてはいかがでしょうか?
次回の「えだぽた」もお楽しみに!
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