小さな祖母を想い、日本中の農家さんを想う
スールラテールは雑貨屋さんです
それもただの雑貨屋ではありません
捨てられてしまう野菜や葉っぱ、茎を
メッセージカードや間接照明など、日々を彩る雑貨にアップサイクルしています。
今日はスールラテールの軌跡についてお話しします
相変わらずの長話になりますが、歯磨きしてる最中にでも読んでみてください
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「美味しい」を届けてくれる農家さんを応援したい！
2023年夏、この思いを実現するために大学生の私は、あるプロジェクトを立ち上げました。
ピーマンやナスに、トマト。
特に梅干しを食べると、祖母の顔を思い出します。
足腰に大きな負担を抱えている祖母
手先の関節が曲がってしまっている祖母
それでも、家族のために新鮮で美味しい野菜を育ててくれます。
日本には、祖母のように大変な思いをしながらも、人生をかけて野菜づくりに励む農家さんが大勢います。
頑張る姿は自然と、祖母の姿と重なり、親近感を抱いてしまいます。
そんな前向きな農家さんにも笑っていてほしい！
そう強く願うようになりました。
頑張る農家さんを取り巻く環境は決してやさしいものではありません。
炎天下で、土が乾いてしまい、ほとんどの作物が傷んで廃棄するしかない・・・
そう話す枝豆農家さんを前に、私もこころが痛みました。
農業の専門家でも天候を操れる科学者でもない私に何ができるだろう…
何も動けないまま、できる術を探していました。
ある日、とある農園をお邪魔したとき、
畑の隅っこに集められていたキャベツや、ナスの茎が気になりました。
虫に喰われたキャベツや売れない野菜は、畑の隅っこに放ってしまうそうです。
収穫後、用済みになった野菜の葉っぱや茎は、引っこ抜いて放って置くそうです。
『これ全部、農家さんが愛情たっぷり込めて育てた野菜なんだよなぁ・・・』
中身は同じなのに、形や色によって売れずに捨てるしかない野菜も
本来、食べる対象ではない茎や葉っぱも
農家さんの愛情と努力のもとで育ったことに変わりはないのに・・・
それが無残にも畑の隅っこで朽ちているのが悔しくてたまりませんでした。
『あぁ・・・。全部活かしたい！
どんな畑の恵みも、畑を飛び出して、多くの人を笑顔にすることができたら・・・農家さんの頑張りも、もっと報われるはずだ。そんな未来を実現したい！』
その時、決意しました。
畑の恵みを、余すことなく使い切れる未来を実現しようと！
頑張る農家さんをもっと笑顔にするために、頑張ろうと！
私に何ができるかなんて、正直わかりません。
絶対成功するんですか？と聞かれれば、
逆ギレ気味に「この世界に絶対なんてない！でもやるんです！！」と突っぱねるでしょう。
周りからしてみれば、この大学生の挑戦は危うい綱渡りのように見えたはずです。
それでも、熱意だけでここまで走ってきました。
まだまだスタートラインから数メートルしか進んでいないですが・・・
走れば走るほど、身体中が熱くなるし、
頑張る理由が増えていきます。
そうして、周りの後押しと声援を受けて走りながら、スールラテールという一つのお店を立ち上げるに至りました。
【スールラテールの使命】
成長の段階で、縦に亀裂が入ってしまった人参も
食いしん坊の虫に喰われてしまったほうれん草も
わがままで素直に大きくなってくれないジャガイモも
大切に育てられた「価値ある命」だから。
スールラテールは、取りこぼされた野菜をすくい取り、日々を彩る雑貨やインテリアへアップサイクルします。
なぜなら…
育った野菜があなたを喜ばせ、
またあなたに愛されることが、
親である農家さんの笑顔につながると信じているからです。
そのために、スールラテールは、野菜本来のやさしい色味や形を活かした商品作りに日々励んでいきます！
最後になりますが、ここで感謝の気持ちを伝えさせてください。
初めは、大学生の私がたったひとりで思い立ち、始めた、とても小さな活動でした。
しかし、実際に行動に移し、活動を行えているのは、何も私が特別素晴らしい人間だからではありません。
何も持たない私が、ここまで歩めているのは、去年の夏頃に応援してくださった方々のおかげです。
実は、クラウドファンディングを通して、73名様と1団体様が私の活動に共感し、応援して下さいました。
その温かさと心強い応援に、私自身が励まされ、一歩ずつ進むことができています。
いつも応援してくださり、本当に！本当に！
ありがとうございます！！！
ようやく農家さんへの支援プロジェクトも微力ではありますが、始動しました！
今後も、皆さまの温かいご支援を胸に、励んでいきます！
どうぞ、引き続きスールラテールの動向を見守ってくださると嬉しいです！
皆さまに胸を張って手を触れる、そんな私であり続けられるように、こつこつ、一歩一歩、活動を続けていきます。
ここまで読んでくださったあなたにも、
『ありがとうございます！』
それでは、また。
スールラテール 近藤ひなた
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