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クオリティの判断基準

プロジェクトには、予算があり、スケジュールが決まっています。

そのため、改善すべき課題に対して、必ずしも最善の対応ができるとは限りません。

出来るだけ手数を減らし、デザインの価値を最大化するための、取捨選択をする必要があります。

例)

★課題
素材1つ1つを調整する工数があまり残っていないが、画面のクオリティを上げたい。
★解決策
素材の個別調整はほどほどにして、演出面を調整することで、画面全体のクオリティを底上げをする。

ですが、それらの判断に、作業者がもどかしさを感じることもあると思います。アウトプットに対してこだわりが強ければ、尚のことです。

私はそんな時、クオリティの判断基準が自身とプロジェクト(※1)でずれていないか、確認するようにしています。

※1.プロジェクトの基準=アートディレクター、ディレクターの基準とします。

作業者にとってクオリティの高い物が、必ずしもプロジェクトにとってクオリティが高い物とは限りません。

例)

▼作業者
荒がない状態、100%のクオリティを目指している。
▼プロジェクト
一旦60〜70%のクオリティで問題はない。他の素材とバランスを見ながらクオリティを上げていきたい。

チームで仕事をする上で大切なのは、自己表現ではなく、求められる物をアウトプットをすることです。

いま行っている作業をちょっとだけ、手を止めて考えてみてください。

自身が行なっている作業のアウトプットは、プロジェクトにとってどのような形が最適なのか。

この視点を意識することで、仕事の質が一段上がるかもしれません。



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