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旅#5 6世紀にできた修道院
まず日本人観光客がわざわざ行くことはないカンパニア州とラツィオ州の境にあるのがモンテ・カッシーノ修道院
古代にはアポロ神殿があったが6世紀頃に修道院が建てられ何百年もの間、岩山からひとの営みを見守り続けてきた
時には「異教徒」に破壊されるも建て直し、ナポレオンのイタリア侵攻の際にも壊される。さらには第二次世界大戦における激戦区としても知られている
そんな破壊と復興を繰り返してきた修道院だが、古代から脈々と受け継いできた何かを感じるわけにはいかなかった
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日本の禅寺を連想するような静けさに、岩山の上に聳え立っているせいもあるか秘境の雰囲気を醸し出している
さて、この修道院の設立者である聖ベネディクトの墓が教会内の地下にあり見学もできる。彼の提唱した「祈りと労働」はキリスト教徒模範的生き方になり、ベネディクト修道会の本山として信仰の中心になっている。ここに訪れた時も巡礼者の姿がチラホラとみえた。
ローマからナポリに車で向かう物好きがいるのならば是非ともおすすめしたい場所。観光地化されていない、誠のイタリアの顔が見えます。
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