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27歳リーマン読書記、2024年3月

溜まっている本の消化記録です。

Web3とDAO

【内容】

Web2.0と呼ばれる、プラットフォーマーが管理者となっている世界を克服する概念として、ブロックチェーンを基盤とする分散管理、自己主権型の世界がWeb3として位置付けられている。
このWeb3を目指すコミュニティがDAOであり、それぞれの哲学に基づく挑戦をしている。

【感想】

社会課題を解決するための手段・仕組みとして、Web3やDAOという概念が出てきている点はよく分かった。(NPOに近い?)
色々なDAOが存在することはよく分かったが、市場経済との関連性(具体的には、コミュニティ内のトークンと、国家が発行する通貨との関係性)が理解できなかったので、もう少し理解を深めたい。

いずれにせよ、自己主権型の世界においては、何を目指すのかということが全てで、ウェルビーイングの追求が理想とされるのだと捉えています。

People Powered
遠くへ行きたければ、みんなで行け

【内容】

コミュニティ運営の実用的な方法論がまとめられている。価値あるコミュニティを形成するためには、まず価値の定義、次に明確な計画、そして効果測定、計画の調整というサイクルが必要であることの明示、およびその手段として使えるツールの紹介がなされている。

【感想】

この本を読むだけでは何も成せないが、本気で何かを目指す時のインプットになる本。書いてあることはその通りだな、と理解ができますが、文中にもある通り、これをいざ実践するとなると本当に骨が折れると思います。それを実行するだけのエネルギー、情熱が結局必要なんだよな、と思いました。

私はシステム開発のプロジェクト管理をしているので、その仕事と重ねて考えると、プロジェクトとコミュニティには類似性があると思っています。どちらも明確な目的があり、ユニークで、多くの人が絡む。違いは、プロジェクトには有期性がある所でしょうか。エネルギー、情熱が欲しいですね。

仕事の思想
なぜ我々は働くのか

【内容】

なぜ我々は働くのか?という問いを起点に、働くことの意義を説いている。夢を語り、人間と向き合い、責任を持つことを通じて、自分自身を成長させることが働く理由だ、というのが大枠の主張。

【感想】

突然、上司が若手にこの本を配りました。私もいただいたので、読みました。
まず思ったのは、文章が読みやすいです。「〜のために、〜を紹介します。」というように、何を目的とした章節なのか、という論理の枠組みを明示してくれるので、理解に困る点はないです。そその文章力は参考にしたいと思いました。

主張の中身についてもその通りだとは思いつつ、やはり夢に向かって努力する、そのエネルギーが大前提なんですよね。その、やりたいことをやれるエネルギーがどこから湧いてくるのか、どう湧かせるのか、という根源は、先天的なものがあるように思えてなりません。本の筆者も東大ですし、恐らく子供の頃から頑張るのが当たり前だったのではないか、と思えてなりません。

2024年4月の予定

2024年の4月は、以下を読むことを目標にしようと思います。

  • 不安の概念(キェルケゴール)

  • 庭仕事の真髄(スー・スチュアート・スミス)

  • サクッとわかるビジネス教養 地政学(奥山真司)

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