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私の勉強法④

稽古のしすぎは、良くないと思う。
特に読みの稽古。

同じ思い込みで、何度も同じことを繰り返しても
言い方が固定していくだけで、

今度はそこから出るのが、一苦労だ。

と言うか、もう、無理だ。

もう、ここではこの言い方と決めてしまうと、

違うお客様を前にしても

また違う解釈に気がついても毎回どんな時でも同じ調子になっている。

これが怖くて、
私はなかなか声には出せない。

いったんその音を聴くと、
その言い方をすると、

耳が覚えてしまい、表現がそれしか無くなってしまうから。

、、、では、どうするか?

ある程度、稽古したら、

寝かせておくのです。
そのまま、静かに。


何日かたって、
初めて読むつもりで向かい合います。


すると、その物語は、前よりももっと色んなことを教えてくれるのです。


今朝の稽古が、まさしくそれでした。


今、いちばん届けたい物語
小川未明の「野ばら」


大好きな、尊敬する宇野重吉のように読みたいと大それた野望を持って稽古してきたのですが、


今朝、ほんの少し、ほんのかけらを発掘出来た気がしています。


これまでにない局面が見えた気がします。
そうか、そういう見方もあるな

こんな気持ち、こんな状態だったのかも、と。


少し寝かせて、また新たな気持ちで読む。
間をあけると、いいかなと思ってます。


🌀この「野ばら」は、
今夜八王子馬天使で18時と
来週は、7/23原宿と、9月は24日に宇都宮でと
どしどし語っていきます。

http://akimotonoriko-official.com/

どう変化していくのか、私自身が楽しみでなりません。

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