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【ポン酒カレシ。】福小町 特別純米 夏の生酒

あっという間に春が過ぎ、夏酒が美味しい季節になってきました。

今回紹介するのは、秋田県湯沢市で生まれ育った「福小町」の夏酒です。

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どんなカレシ?


福小町 特別純米 夏の生酒(ふくこまち とくべつじゅんまい なつのなまざけ)

(お酒の読み方つけてほしいというご指摘があったので、今回からつけます!めちゃくちゃ参考になります!ありがとうござます!)

味の特徴は・・・

・華やかな香り
・のどごしの良さ
・シャープなキレ味
・綺麗で淡麗
・ボリューム感とみずみずしさのバランス

男性で表現すると・・・

・爽やかな夏が似合う
・シンプルだけどオシャレ
・スカッとした性格
・キレイな顔立ちなのに高嶺の花感はない

爽やかで綺麗だけど、親しみやすくバランスの良いお酒です。


産まれ育った土地・背景

「福小町」が生まれたのは、秋田県湯沢市にある木村酒造。

豪雪地帯である湯沢市は、その寒冷な気候から、日本酒作りにぴったりな澄んだ水が育ちます。

そんな湯沢市は、かつては「東北の灘」と呼ばれるほど、酒造りが盛んな土地でした。

市内にはいくつもの蔵があり、最盛期には20を超える銘柄作られるほど。今現在も老舗ののれんを守りながら、世界に認められる銘酒が生まれています。

そんな日本酒の名所である湯沢市で「福小町」は生まれました。


名前の由来

明治14年、明治天皇が巡幸で現在の湯沢市を訪れた際に、その侍従長があてられた宿が、木村酒造でした。

当時の酒銘は、「男山」。

しかし、その甘くてやさしい香味が女性的な印象である、と判断されて、「福娘」という名前を授かったそうです。

その後、小野小町生誕の地でもある湯沢にちなんで「娘」を「小町」に変更。

そして現在に至る「福小町」の酒名が誕生しました。


産みの親の(酒蔵)の想い

木村酒造の醸造の特徴は、まず、すべて手作業であること。

どの行程も機械は一切使いません。

毎年、米の出来の他、気温や雪の量が変わる湯沢市。

そんな中で毎年同じ味のお酒を作るのはそう簡単ではありません。

その中で、木村酒造は、“寒造り”という、発酵日数を長くかける製法で、できるだけ自然に任せた酒造りにこだわっています。

そのためには、人の手で、人の目で、最適な環境を造ることに徹しなければなりません。

杜氏さんは「酒に無理をさせるとおいしいお酒にならない」と言います。

ひとりひとりが、時間と丹精込めて、思い描いた味と香りに育てあげていく。

そんな心がこもったお酒が、「福小町」です。


イラスト⇒アライユキノ

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