被災地の子ども達から、アイルランド大使へのお礼のメッセージ。
Thank you messages from children in the affected areas of Tohoku to the Ambassador of Ireland.
カヴァナ大使、素敵なメッセージをありがとうございます。
Support Our Kidsのホームステイプログラムに参加してから4年経ちました。今でもその経験は私の人生の中で大きな原動力となっています。
私は東日本大震災を経験しましたが、そこから出会った全ての方々のおかげで、今幸せな人生を送ることができています。現在は、新型コロナウイルスの影響により活動が制限されていますが、いつかまたお会いできることを楽しみにしています。
東北でお待ちしています。是非案内させてください。
お体に充分に気をつけてお過ごしください。
心のこもったメッセージをありがとうございます。
アイルランドでの活動からおよそ4年が経過しました。高校一年生だった私も大学生になり、新天地での生活を始めています。進学にあたって、私は地元を遠く離れ、知り合いもほとんどいない関西の大学に行くことを選択しました。厳しい環境に身を置き、居心地の良い環境に甘えず自分の力で経験を積みたいという思いがあったからです。この決断ができたのは、アイルランドでの2週間が自分のこれからを深く考えるきっかけとなったからだと私は感じています。改めて貴重な機会をいただけたことに感謝致します。
私が現在暮らす関西は、過去に阪神淡路大震災という大きな災害を経験した場所でもあります。実際に震災当時を知る方とお話ししたり、自分の経験を誰かにお伝えしたりすることもありました。阪神淡路大震災からは27年、東日本大震災からは11年が経過しても、こうして記憶を、教訓を繋いでいくことの大切さを感じるとともに、自分達がその役割を担っていかなくてはならないのだと感じました。
現在は新型コロナウイルスの影響により以前のように皆さんにお会いすることが難しい状況にあります。しかし、この状況を悲観的に捉えるのではなく、次にお会いする時に少しでも成長した姿をお見せできるよう、学校生活や日々の活動により一層力を尽くしたいと思います。
今は東北を離れていますが、また機会があれば東北で大使にお会いしたいですし、私の故郷である岩手県にも来ていただきたいです。
素敵なメッセージをありがとうございます。
メッセージを拝聴し、4年前のアイルランドでの素晴らしかったホームステイプログラムの日々を思い出しました。アイルランドでの日々は私にとって大きな影響を与える大変貴重なものとなりました。そのような素晴らしい機会を頂けたことに改めて感謝いたします。
東日本大震災から11年が経過し、復興事業が進み、私の町は、復興がほとんど完了してきました。勿論、復興が進むことはとても喜ばしいことなのですが、その反面、悲惨な震災の跡がなくなったことによって、その震災の記憶が失われやすくなってしまったと、私は考えています。そのため、私は震災を経験した私たちが震災の記憶を後世に伝えていくことの重要性を再び強く感じるようになりました。
現在は世界規模のパンデミックの影響によって、活動が制限されていますが、その自粛期間を自分を磨く時間と前向きに捉え、再びお会いできた際に成長したと思って頂けるように、これからも自分自身を磨いていきたいと思っています。
最後になりましたが、これまでのご支援に心より感謝申し上げますと共に、これからのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
心温まるメッセージをありがとうございます。Support Our Kidsのホームステイプログラムに参加してから3年が経ちました。あの貴重な日々は私の宝物です。
東日本大震災を経験したことで、アイルランドの人たちの温かさに触れたり、かけがえのない仲間に出会うことができました。東日本大震災がもたらしたのはネガティブなことだけではなく、ポジティブなことも多くありました。
現在、新型コロナウィルス感染症の影響で、今までのような活動は出来ていませんが、withコロナの中で、私たちにできることをしていきます。
私たちはポール・カヴァナ大使にまた会える日を楽しみにしています。
東北で待っています。
温かいメッセージありがとうございます。アイルランドでの活動から4年が経過しましたが、今でもあの頃行った東日本大震災に関する発表や 経験を鮮明に覚えています。
現在私は、 関東の大学に進学し、大学2年生になりました。 大学では、東日本大震災時に体験した事を同年代に伝 えるといった内容の活動に参加するなどボランティアを続けており、 今後もSupport Our Kids までの経験を活かしていきたいと考えています。
コロナウイルスの影響により、 活動が制限されていると思いますが、 またお会いできることを楽しみにしています。 お身体に気をつけてお過ごし下さい。
心のこもったメッセージをありがとうございます。
震災から11年もの月日が経った今も、私たち東北地方の若者へご支援をしてくださることに、本当に感謝しています。
11年という長い時間が経過する中で、震災の約2週間前に生まれた私の弟は食べ盛りの小学5年生になり、沿岸地域の風景は変化し、福島県を取り巻く状況も変わりました。
今年も黙とうを捧げながら、被災した当時のことを思い出しました。思い出した、と言っても、もう当時のまま思い出すことはできません。私は幼かったですし、今ある記憶も、この11年間に何度も言語化して忘れないようにしてきたから、やっと覚えていられるものなのです。
少し高台にあった祖父母の家から津波が見えて、津波の存在を知らなかった私は、「雲?」と呟いたこと。さっき幼稚園からの帰りの車で通り過ぎたばかりの家が津波に破壊されていくのを眺めていたこと。そんな断片的な記憶だけが残っています。津波を見て怖かったのかどうか、それすらも覚えていません。
私がアイルランドに訪問した10人のメンバーの中で最年少であることを気にしていたのを覚えていらっしゃいますか。あのとき私が引け目を感じていたのは、年齢と英語力の低さもありますが、震災当時の記憶が薄かったことも一つの理由でした。被災当時の記憶を話してほしいと言われても、満足に答えられないのではないか。そんな不安がありました。
代わりに、私がアイルランドに携えていったのは「I love Fukushima!」の想いでした。「福島が好き。あんぽ柿は世界一のスイーツだ!」と、風評被害に負けず、笑顔で堂々と語る "福島大好き人間"。それが私です。アイルランドで出会った方々には、目いっぱい福島への愛を伝えることができました。また、原発事故で有名になってしまった「福島」に対してアイルランドの方がどのような印象を持っているのか知ることができました。これらのSupport Our Kidsでのすべての経験が今も活きています。
今年の1月にはイベントに参加し、福島の魅力を世界に広めるために大きな会場でプレゼンテーションをさせていただきました。内容には、アイルランドでの経験も盛り込みました。
また、雑誌の高校生編集部員として、福島の生産者に取材し、自分の文章や写真を通じて、県内外の読者の方々に福島の食べ物の魅力を発信しています。福島の食べ物に関する知見を深めることもできて、ますます福島のことが好きになっています。
私にとって3.11は、震災を忘れないように思い出す日であり、改めて福島への愛を誓う日です。メッセージで大使がおっしゃっていたように、パンデミックの影響は甚大です。現在はとても福島の魅力を紹介するどころではなくなってしまいました。
しかし、そんな中でもTOKYO2020の成功は世界へ発信されました。すべてが満足にいかない中でも、このように素晴らしい成功を収めることができる。私は福島と日本の底力を感じました。
今年の3月11日に、私はこう思いました。あれから11年という歳月を経た今、コロナ禍で周囲の人々や世界とのつながりが薄れてきている今。そんな今だからこそ、けっして途絶えさせてはならない、そして最も必要なのは「福島への愛」なのではないか。愛があれば、いつかこの暗雲が晴れた時に再び出発することができますから。私は福島への愛を誓いました。
カヴァナ大使がくださったメッセージ、そしてSupport Our Kidsでの経験が、今の私を強く支えてくれています。
パンデミックが収まったら、ぜひ福島にいらしてください。「福島大好き人間」の私が案内します。またお会いできる日を楽しみにしています。Thanks a million!
力強いメッセージを寄せて頂き誠にありがとうございます。アイルランド大使館をはじめ、多くの支援者の方々に感謝しています。支援者の皆様の方々のおかげで、私はアイルランドで多くのことを学ぶことができました。
現在、東日本大震災は忘れ去られようとしています。しかし、ポール・カブァナ大使をはじめ、支援者の皆様には、2026年まで続くこのプロジェクトに熱く賛同していただき、本当に感謝しています。
大学で「持続可能性」を学び、世界をより良くすることに貢献することで、皆様に恩返しができるように努めたいと思います。ありがとうございます。
2019年にSupport Our Kids プロジェクトでアイルランドに行かせていただいた高橋千乃です。11年経った今でも、3月11日は私にとって特別な日です。そのような日に、東日本大震災の被災者や被災地のことを一緒に思い出して共有してくれることがとても嬉しく、感謝しています。
私は現在大学生となり、建築士になるという小さな頃からの夢に少しずつ近づいてきています。また、Support Our Kidsのプロジェクトを通して海外の方々と交流する喜びを知ったことで、また留学をしてみたいと感じ、英語の勉強をしながら、アルバイトで留学のお金を貯めています。この状況下もあり、実際に留学ができるのはもう少し先かもしれませんが、夢に向けて頑張っています。
現在は時間の経過とともに震災を知っている子どもたちが減り、海外の方だけでなく、東日本大地震を知らない子どもたちが増えています。子どもたちがまた家族や友達を失って悲しい思いをしないためにも地震や津波の恐ろしさや大切な人を失わないために自分たちにできることを伝えていく必要があると感じています。
この度は心温まるメッセージをありがとうございました。