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美味しさとは。
こんにちは。
紅茶の技術のカテゴリーで、「紅茶は技術より、知識が必要」
というお話をさせていただきました。
じゃあ、タイトルは「紅茶の知識」じゃんっ!!
って、、はい、私も思ってますのでご安心ください。笑
タイトルの「紅茶」とは、抽出も含めた「美味しい紅茶」の飲ませ方、魅せ方のことを言っております。
自分で楽しむというよりは、人に楽しんでいただく目線での「紅茶」ですので、この章もやはりプロ目線で楽しんでいただけますと幸いです。
ということで、前回のお話に出てきた「コーヒー」も同じ目線でお楽しみください。
では、「美味しい」っていったいなんだということになりますね。
これも、プロに伝えることですので、「誰に飲んでいただくのか」「誰に飲ませたいのか」「紅茶やコーヒーをどうしたいのか」がとても大切になってきます。
自分で楽しむだけでしたら趣味ですので、お好きなように楽しんでいただければ良いと思います。
紅茶もコーヒーもとても自由で、とても楽しい飲み物です。
ただ、趣味の延長線上が過ぎる状態でお店をやっている人も少なくないのが、この業界です。
趣味でやっているなら売り上げはどうでも良いと思うので、おそらく売れていなくても悩んでいないのだと思っています。
もしも、現在いろいろと悩んでらっしゃるのであれば、是非お読みいただけますと、私としても幸いです。
さて、以前、サービスの心得かなにかの投稿で、「どこを向いて仕事をしているのか」いうお話をしたことがあります。
実は「美味しさ」も、どこを向いて仕事をしているかによって、追求する方向が変わってきます。
先日、同業の友人から、
「コーヒー豆の焙煎の大会に出ようと思ったんだけど、競技時間が15分以内だったので、無理だと思って申し込みを辞めました。」
という話を聞きました。
要するに、彼の焙煎時間は15分以上かけるので、自分の中で対象外だと思ったようです。
私は、
「その大会に出たいなら、大会用に15分以内のプロファイリングをすればいいじゃん。」
と伝えました。
だって、大会はコンシューマー向けにやっているわけではないので、自分が美味しいと思わなくても、大会で評価されれば良いのです。
なんなら、売れなくても良いわけです。
決して、簡単だと言っているわけではありません。
大会に勝つには、膨大な練習量や知識量が必要とされますので、とても大変です。
ですから、「どこを向いて焙煎するのか」ということです。
SCAJにも、大会にもちゃんと意味があります。
しかし、自分の商売として、誰からお金をいただくのか。
誰に喜んでいただきたいのか。
それがブレてしまうと、業界内だけで評価されることに喜びを感じ始め、大切なお客様を置き去りにしてしまうということは多々あります。
私も、業界の友人、知り合いはたくさんいます。
しかし、必要以上にわざわざ業界の人から好かれたり喜んでもらったところで、お店としてはなんのメリットもないと思っています。
もちろん、業界の人だけをターゲットにしているのであれば、それはそれで問題無いと思います。
ただ、基本的にお店を支えてくださるのは、常にお店に通ってくれて直接お給料をくださる「お客様」だけです。
目指す「美味しさ」とはどこにあるのか。
これは、ターゲットや、地域性のよっても変わってくると思います。
正解はありませんが、これは紅茶もコーヒーも同じ。
売上が伸びないなら、お客様をよく見て、よく話すこと。
お客様に合わせて無難な味にしろというわけではありません。
しかし、お店の特徴であるポリシーを守りながら、探っていくことは大切です。
お客様がお帰りになるときに、「美味しかった!」「また来るね!」と思って頂けることが一番です。
趣味でないなら。
では、珈琲日記が提案する「美味しさ」を、次回の「紅茶の技術。#2」で、お話いたします。
前置きが長くてすみません。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
では、また。
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