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アルバイト先の上司にカミングアウトされたときの話。

こんにちは。今日も会いに来てくれたんだね!
忙しいのに来てくれて嬉しいです😊
カプチーノ☕とケーキ🍰でも出しておくね。

土曜日はnote完全攻略の日だよ。
noteが盛り上がるように、色々な情報を書いてみたいと思います!
今回は、アルバイト先の上司にカミングアウトされたときの話を書いてみます。

かなり昔の話になるんですが、わたしがまだ十代のときの事です。
街を歩いていると家庭教師のビラを配ってる人に会いました。
内容は、中学生や高校生に勉強を教えてくれる人。
週一回から働けます。時給は2,500円から。

家庭教師って時給いいんだ…。
そのとき知りましたね。
コンビニの時給が780円の時代でしたので、コンビニで6時間働くのと家庭教師で2時間働くのが同じだと、瞬時に計算したのを覚えてます。

家庭教師といっても、家庭を訪問して、ちょっと勉強を教える程度の内容だったので、すごく楽な仕事でしたね。
夕飯をご馳走してくれる家庭もありましたし、クリスマスプレゼントを頂いたこともありました。

このときに、人に何かを教えるのって楽しいな…。
そう感じるようになり、アルバイトの幅を広げることにしました。

アルバイト雑誌を見ていると、学習塾特集があったんです。
大学生のみなさん!子どもたちと一緒に学びませんか?
そんな感じの内容でした。

当時の私はまだ子どものようなもので、教えるというより、お金をもらながら色々なことを教えてもらうという、高貴な身分だったんです。
ですので、学習塾の先生なんて高嶺の花だったんです。

みんなの前に立って、黒板を使って説明するんだよね…。
あれはこーで、これはあーで。
子ども達は説明をちゃんと聞いてくれるのかな…。
騒いだりしないのかな…。
そんな心配ばかりしてました。

でも、楽しそうな職場だから、履歴書だけでも出してみようか…。
そんな軽い気持ちでペンを執りました。

履歴書を送付してから一週間くらいして、担当の人から電話がかかってきました。
履歴書の審査が通りましたので、面接試験をしたいと思います。
め、め、め、面接ですか…。
はい。日時は○○になりますので、遅れずにお願いします。

バイトを始めるのに、面接があるって知らなかったんですよね…。
家庭教師のときは、担当者の人と簡単な話をしただけなので、面接はこれが最初になるんです。

髪は黒に戻した方がいいのかな…。
メイクはした方がいい…?しない方がいい…?
服装は?ふだん着でいいのかな…?それともスーツ…?

悩んだ末に、ふだん通りに行くことにしました…。

パーカーにダボダボのズボンにスニーカー。
髪は金髪で青いカラコン。

面接の待合室に通されると、もう一人面接待ちの人がいました。
リクルートスーツにヒール。
黒髪でメイクもしてあった。年齢は二十代半ばかな。

この女性を見たときに、あちゃーー…。って思いましたね。
相手の女性も、何でその恰好できたの…?という視線で見てるのが分かります。
愛想笑いをしながら、その女性の隣で小さくなってました。

いや、穴があったら入りたかったですね。

面接は二人同時に始まりました。
うちは自由なスタイルでやってるんで、子ども達から人気があれば、どんな格好でも構いませんよ。
そう話している面接官の髪型はちょんまげ、服装はつなぎ。

えっ?なんで…?
ここ、塾だよね。

面接されているはずの私の方が突っ込みたくなりました。
もしかし、リクルートスーツのお姉さんの方が浮いてる?

あ、志望動機なんてどうでもいいから、模擬授業やってみてよ。

じゅ、じゅ、じゅ、授業ですか…?
科目は何でもいいから、準備時間は30分ね。
書棚のテキスト自由に使っていいから、準備してみてよ。
これがこの塾の面接試験ね。

もう一人のお姉さんはどうするんだろう…?
話をしてみると、どうやら大手学習塾での指導経験があるとのこと。
ん~。無敵ですね…。
得意な数学でもやってみるかな…。

お姉さんはさすが大手学習塾の経験者でしたね。
テキパキとした授業ですごく分かりやすかったです。
で、私はというと、ひどい有様でしたね…。

絶対に不採用だと思いましたね。

数日後、採用の通知が届いたときは驚きましたね。
もう一人のお姉さんも採用されたようです。
ちょんまげのお兄さんは、教室責任者だったようです。
やけにガタイがいいけど、何かスポーツでもしてるのかな?

数か月後――。

教室責任者の様子がおかしいのに気づきました。
暗い様子で、何か思い悩んでるようだ。
とらねこには話しておこうと思うんだけど、俺、結婚を前提に付き合ってる人がいるんだ。
そうなんですね。何で暗い顔してるんですか?

けじめだよ。
けじめ?
まー、また明日話すよ。

何があるか知らないけど、結婚を前提に付き合ってる人がいるんなら、幸せなんじゃないの…?
そう、楽観的に考えていました。

ですが、次の日大変な事件が起こります。

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