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コミュニケーションをより力強くするためのヒント

私たちは、それぞれ学習スタイル(Learning Styles)が違います。そのため、自分に合わない形で情報提供された場合には、情報の受け取りができず、理解が進まないことがあります。人と人とのコミュニケーションにおいても、同じことが言え、どのように学ぶかを理解することでコミュニケーションをより効果的にすることができます。

ここでは、4つの主要な学習スタイルがあり、それは、グローバル(Global)と分析的(Analytical)、口頭(Verbal)と視覚的(Visual)です。グローバルな人は全体像を重視し、大局的な理解を求めます。一方、分析的な人は詳細を重視し、パズルのピースを組み合わせることで全体像を理解します。また、口頭的な人は論理的な説明を重視し、視覚的な人は具体的な例や図を通じて理解する傾向があります。それぞれの学習スタイルは以下の通りです。

1.グローバル(総合的)学習スタイル: グローバルな学習スタイルの人々は、全体像を重視します。彼らは大局的な理解を追求し、全体を把握することに長けています。彼らはパズルのピースを組み合わせるように、情報のパターンや関係性を見つけ出し、問題を解決します。

2.分析的(詳細重視)学習スタイル: 分析的な学習スタイルの人々は、詳細に注目します。彼らは細部にこだわり、情報やデータの詳細を理解することに長けています。彼らはパズルのピースを1つずつ分析し、それらを組み合わせて全体像を理解する能力があります。データや情報の信頼性を確認することに重点を置きます。

3.口頭的(論理的)学習スタイル: 口頭的な学習スタイルの人々は、論理的な説明や理論に基づいた学習

を好みます。彼らは論理的な思考プロセスによって情報を処理し、理解します。彼らは概念を論理的に結びつけ、推論や議論を通じて新たな洞察を得ることに長けています。

4.視覚的(具体的)学習スタイル: 視覚的な学習スタイルの人々は、具体的な例や図を通じて情報を理解します。彼らはビジュアルな要素に重点を置き、情報をイメージや図に変換することで理解を深めます。彼らはアイデアや概念をイメージ化し、視覚的な要素を活用して情報を整理します。

Learning Stype Matrix (内容を参照して筆者が作成)

あなたが所属するコミュニティでこれらの学習スタイルを活用して、メンバーに対して効果的にコミュニケーションを行う方法は、1対1の場では相手の学習スタイルを理解し、それに合わせてコミュニケーションを調整することが重要です。もし、定期的(短くても頻度高く)にメンバーに対してプレゼンをする機会があるとすれば、一つのトピックを選び、学習スタイルごとに伝え方を変えることで、全メンバーに対して訴求することができます。

学習スタイルをマスターして効果的にコミュニケーションを行うためには、
①自分自身の学習スタイルを理解すること。自分の強みや傾向を把握することで、他の人とのコミュニケーションをより意識的に行うことができます。
②他の人の学習スタイルを理解すること。1対1のコミュニケーションを通じて実践してみましょう。相手の学習スタイルに合わせて説明や質問を行うことで、相手とのつながりを深めることができます。
③専門家やプロフェッショナルからの助言を求めること。自分自身のビジネスコミュニケーションのニーズや目標に合わせた具体的な戦略を学ぶことができます。


コミュニケーションをより力強くする
Making Communication More Powerful
BNI Official Podcast Episode No.813, 14/Jun/2023

https://www.bnipodcast.com/2023/06/14/episode-813-making-communication-more-powerful/

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