多様性への意図的な取り組みしてますか？

ビジネスネットワークを構築する上で、ビジネスネットワークを意図的に多様化することが大切です。

情報化社会の到来以降、世界とつながることが容易となりました。現在のグローバルな状況の中で、多様性について議論し、意図的に自分のネットワークを拡大することが重要となっています。真に多様なネットワークを育むことは単に倫理的に正しく、賢明なビジネス戦略です。異なる個人が独自の視点をもち、他の人をビジネスに紹介する可能性があるので、自らの成長の機会が増えるのです。

人々が人的ネットワークを作ろうとする場合、人種、性別、宗教、職業の地位などで自分と似ている人々に集まるという自然な傾向があります。しかし、そのようなアプローチは、予期せぬ影響、特に均質なネットワークの形成がされてしまうので、自分自身のネットワークの開発に意図的である必要があります。異なるクラスターの個人と繋がることで、可能なつながりと機会の数が増えていきます。

人的関係性が現代ビジネスの価値であるならば、異なる人種の個人からなる多様なネットワークは、繁栄する紹介ベースのビジネスを構築するために論理的に正しいステップです。マッキンゼー・アンド・カンパニーの「ダイバーシティ・マターズ」というレポートでは、高い人種的および民族的多様性を持つ企業は、業界の全国的な中央値を上回るパフォーマンスを発揮する可能性が35％高いと報告しています。これは、多様性が社会的な責任だけでなく、良いビジネス戦略でもあるという主張を裏付けています。

では、そのようなネットワークを多様化し、異なる民族コミュニティ、年齢層、バックグラウンドの個人と繋がる方法はどうすればいいでしょうか？より多様な人的ネットワークを作るための7つの考え方があります。

1．多様性は日々のコツコツした取り組みを必要とする継続的なプロセスであることを認識しましょう。
2．電話の連絡先やソーシャルメディアのつながりの多様性を評価しましょう。単一の人的集団を主に代表している繋がりの場合は、その多様性を広げるための手段を講じることが重要です。
3．異なるバックグラウンドの人々との相互作用を促進する組織（地元のスポーツチームのコーチングや都市部の学校でのキャリアデイなど）にボランティア活動をしましょう。
4．自分とは異なるバックグラウンドの個人と積極的に会話に参加しましょう。さまざまな場で、異なるバックグラウンドの個人と会話を始め、つながりを築きます。
5．異なる民族の個人に自身のコミュニティやネットワーキンググループへの参加を積極的に提案しましょう。ネットワーキングの中で異なるバックグラウンドの人々と出会った場合は、彼らにグループへ訪問してもらうことに興味を示すか聞いてみましょう。
6．多様性を組織やコミュニティ内のトップダウンの取り組みにしましょう。あなたがリーダーシップの立場にある場合は、多様性を目標と価値観として優先し、議論することが重要となります。
7．多様性をビジネスの中核に組み込み、公的な資料で強調し、チームや従業員の議論で取り上げ、組織の文化に統合しましょう。このような多様性への明示的な取り組みは、クライアント、関係者、従業員の間で多様性に対するあなたの立場の明確な理解を生み出すのに役立ちます。

包括性と多様性は相互に関連していますが、微妙ながらも重要な違いがあります。包括性は多様性を生み出す選択肢であり、自分自身に対して厳しすぎる必要はなく、今日から始めることの重要です。多様性と包括性について意図的に取り組むことに、遅すぎることはありません。

多様性への意図的な取り組み
Being Intentional About Diversity (Classic No.672)
BNI Official Podcast Episode No.812, 7/Jun/2023

https://www.bnipodcast.com/2023/06/07/episode-812-being-intentional-about-diversity-classic/