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実行力(MGとシステマ)

「実行力」。橋下徹さんの著書を読ませていただきました。正直、バラエティーに出ているときも、政界で働かれているときも苦手な人。という意識でしたがご紹介頂いたので早速読ませていただきました。

「実行力」というタイトルの通り、内容は、いかに実行していくか。途中には「道を拓くには行動しかありません。」と書かれており、まさにその「行動」をいかにしていくのかを、自身の大阪府知事・大阪市長の経験談をもとに語っています。

苦手な人には近づきたくない心理が働いてしまい、橋本さんをついつい避けて通ってしまっていましたが、実行するためのリーダーのありかた・実行するためのソフトとハードの作り方・問題解決のための勉強の仕方、などについて学ぶことができ有益でした。何よりそれを自身の体験から語れるのは橋本さんの強さだと思います。「言葉にできるは武器になる」にも書かれていましたが、情報過多の時代には情報ではなく、自分の身体で得た経験=体験を語れる強さが必要だと改めて感じました。

最近は紹介してもらった本はすぐ読むようにしていて、この習慣は自分を拡げるのに役立っているなと思っています。本を紹介できるのは実際に本を読んでいる人だけなので、そういった方からの体験を通しての紹介はとてもありがたいです。

プロフィールにも書いていますが、去年の4月からMG(マネジメントゲーム)に参加して、経営の勉強をしています。MGの創始者は西順一郎先生といい、80歳を超える高齢にもかかわらずとてもお元気で、自らMGの思想を伝えています。MGの思想の一つで「行入」というものがあり、行動によって学ぶことを指します。いわゆる学校での詰め込み教育を「理入」(頭で理解して学ぶこと)と呼び、真逆の概念として考えています。

現在の学校教育だとどうしても20年近く「理入」のみを繰り返すことになるので、「行入」マインドへ変えるのはなかなかに難しく感じます。自分自身、変わりつつあるなとは思いつつ、まだまだだなと感じます。まだMGも25期終えたばかりなのでこれから変わっていけるでしょうか。

MGの先輩方は実際に「行入」し「実行」してきている人ばかりなので、いつも刺激を受けています。忘れないうちにまた行かないといけません。

僕の中で「行入」マインドの片輪を担ってくれているのが、システマです。どちらもいまだに創始者から学ぶことができ、どちらも「自由」というのが惹かれる点です。また、どちらも武術と経営を教えているようで、人生における思想を学び、人生という道を歩くための杖を手に入れるためのものなのだと、回数を重ねるたびに感じます。

先日のダニールセミナーの中でダニールと話していた時に改めて言われた、"Be a good person and everything will come to you." のグッドパースンになるためのプロセスの両輪として、自分はMGとシステマに出会えたのではないかとさえ思うことがあります。

MGはまだ初めて一年足らずですが、システマは初めてから5年目に突入します。先輩(先に始めた人)は常に先輩なので忘れがちなのですが、自分もいつの間にか中堅といいますか、先輩のような立場になっているのだと気づかされました。

どうしても自分が上手くなることに集中してしまいますが、新しく始める人を増やす、新しく来た人に続けてもらうためには、自分たち先に始めた人間がいかにリードできるか。そして可能であれば早いところマスターに会わせること。そうすることができればシステマはもっと広がっていくのではないかと思います。

前回のnoteにて、ダニールとインストラクターについて話したことを書きました。あれからいつもそのことが頭にあります。そして、前回のシステマ東京の特別クラスにて、コンディショニングをやらせていただいたときに、思いの外需要があったこと、そしてダニールセミナーを経て自分自身が成長し、その変化を楽しめていることに気づきました。これはまさに「行入」で、やってみなければ気づかなかったし、やってみたことでこれからもやっていこうと思えました。

需要があるのと、特別クラスの中だと制限がどうしてもでてきてしまうことを鑑みて、2週間に1度。日曜日にでも何時間かコンディショニングを受け付けようかと思っています。

一先ずは3月22日システマ東京特別クラスでまたコンディショニングを受け付ける予定ですので、興味ある方は是非!

今回の特別クラスは時間が長いので大丈夫とは思いますが、絶対に受けたい方はDMで予約してもらえると良いかもしれません。

やはり「道を拓くには行動しかありません。」

参考文献
※ 実行力 結果を出す「仕組み」の作り方 橋下徹著
※ 言葉にできるは武器になる 梅田悟司著

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