【連載小説】アナザー・ガール アナザー・プラネット #68
放課後、僕たちはペットショップに向かった。僕たちといってもミキオ君は部活のため、僕とドレラ二人きりという嬉しいシチュエーションだ。いや、そうなるはずだった。駅を降りた途端にミキモト君に声を掛けられ、首を突っ込みたがりの彼は、帰り道だし、店員だしと半ば言いくるめられる形で一緒に行くことになってしまった。ま、仕方がない。道中はミキモト君が今日あった授業の感想を熱く語っていたが、特に僕たちに刺さるような話はなかった。一応ミキモト君にもビギーの、キバタンのことを聞いてみたけれど、担当