より良い医療を受けるためのコツ 2018年11月11日の書きかけ

はじめに

いままでブログや新聞のコメント欄に様々な医療のコツを書いてきた。
新聞投稿で推敲して800字前後にまとめるという作業は自分に合っているのかもしれない。
何故なら、自分の知識や感覚が膨大すぎて脇道にそれ出すと止まらないので、一般的な人間の理解や忍耐力を超えてしまうので、多くの一般人に見てもらおうとすれば800字が妥当なのである。
今回本を書いてみようと思ったのは幻冬舎からのメールに編集長が先着10名まで目を通してくださると書かれていたからである。
仮に編集長の見る枠から漏れても、他の人が読んで編集長に回ればいいというプラス思考で書き始めた2018年11月10日の23時。
もちろん、お酒も入っている。

一般人は医療を知らない。
病院関係者は一般人の思考回路を忘れている。
こういうことを書く自体が世間知らずなのかもしれないが、一般人を騙してカタにはめるような医学は知っていても自分のスタイルではない。
やれば負ける戦いはしない。
それだけのこと。

医療も世の中もきれいごとだけではない世の中できれいごとを呟く僕は実は一番悪魔なのかもしれない。
知らない方が幸せかもしれない。

物質的に貧しい者や心の貧しい者はきれいなものを選べない。
同じようにある程度の医療の実際を知らなければ、まだましなものは選べない。
全て運任せになってしまう。

最高の医療設備に、最高の医師・・・それは保険診療の仕組みと矛盾するし、医局制度や医局制度と新研修医制度のハイブリッドの現在の医療ではごくごく一握りの人にしか不可能だ。
けれども、患者側から問い合わせができる程度に、患者サイドにも知識がつけば、少なくとも殺人的な医療からは逃げることができる。
また、明らかに腕が良くて、(収入や居住地域の願望は別にして)私心の少ない医師を知っていれば、ベターな医療は受けられるかもしれない。
本書がそんなことを考えるヒントになればと思う。
目次

1 患者はどこから来るのか?
2 画像診断の進歩の影響
3 救急車には乗るな
4 人は何によって死ぬのか





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