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【不登校】だけど、学校のありがたさも感じてる 

不登校前に「ママ!3年生から理科が始まるんだって!めっちゃ楽しみー」と言っていた息子くんが、いま、部屋の中をシャカシャカ音をさせて、走り回っています。
シャカシャカ音の正体は、アルミホイルにビー玉を包んで、2個の紙コップの中に放り込んで、ひたすらに手で振り続けている。そうすると、アルミホイルの中に空洞ができて、ホイル球ができるらしい(笑)
図書館で借りた科学の図鑑が功を奏しました。

動画をつけてようが、着替えずパジャマ姿のままだろうが、自主的に何かをやっているのを見るだけで、母は嬉しい。

もう一回、赤ちゃんを育て直しているような気持ち。
幸せホルモンめっちゃ出てる気がする😆

あ、ホイル一巻なくなったね。はいはい、母さん買ってきますよ。


◆学校のありがたみ

最初に不登校になって思ったことは、「いままで当たり前と思っていた学校よ、ありがとう😭」だった。だって、日中低学年の子供を家に置いて仕事に出たら・・
(何してるかな)(泣いてないかな)(犯罪に巻き込まれたりしてないかな)(地震とか起こったら大丈夫かな)
何かあったって、学校に居ると思えば、先生たちがなんとかしてくれる。ありがたかった。当たり前だと思ってました。ごめんなさい。せんせい。

それに給食よ✨今は給食費も止めてしまいましたが、バランスの良い昼食の準備をしてくれて、本当にありがとうございました😭
朝も夜も時間がなくて、大したご飯が作れなくても、給食で栄養取れてるはず!と思えば、安心できてました。

毎日、これから私は不登校児の子どもたちのために、昼食のことを考えながら生きていかねばなりませぬ。

自分でレンチンくらいはできるでしょうが、冷食のストックやある程度のことは考えて置かねばなりませんね。多分年単位で・・・。
1日のうちの1食。しかもバランスがいい給食。なんと頼りにしていたことか。
これから特に偏食の息子くんはお相撲さんになっていくかもしれません(それで全然OKだけどね笑)


◆先生にも感謝してるんです

今朝、アルミ球息子くんに笑いをもらった母は、約束外の大人領域の動画を勝手に観ていたムスメちゃんに気が付き、瞬時にイライラの頂点に到達。
噴火前に気がついてくれたパパに、家外逃亡を促してもらい、無事に一人で本屋に辿り着きました。

でも。今日は、インプットができない心境のようで、様々なコーナーをフラフラリ。
そこで、気がついたのは【不登校】に特化する棚って案外なくて、私が読み漁っていた本たちは案外バラバラな場所に置かれてて。
意外とびっくりしたのは、学校の先生達用の「支援級の教え方」「小学3年生のクラスの作り方」・・・そんな教師専用コーナーの広さに圧倒されて、いかに先生方も頑張って学んでくれているのかってことに気が付かされました。

不登校に悩むと、検索すれば不登校の親の気持ちだったり、今の学校に対する不満だったりの意見や本を目にする機会が多いのだけれど。
先生たちだって、困ってますよね。

先生だって、会社員だもの。
決められた仕組みやクリアすべきカリキュラムがあって、期限もあって、ましてや1人で見なきゃいけない生徒数の多いことよ。
子や親からの違和感や批判を目にして、自分で感じていたって、一般の先生がその仕組を変えるまで頑張るって相当ですよ。できないよ。

不登校の親が、「親のせいじゃないよ」って言われて安心するのと同じで、
9割の先生には同じように「先生のせいで不登校になったんじゃないよ。社会の仕組みのせいだよ」って言ってあげたい。

小手先のルール変更ぐらいでは、今の学校の様々な問題は解決できない時代に、もう、なっているんだと思う。


◆動画のルール*甘めなやつ

基本的に今は動画フリー。サブスク状態。でも一応、息子くんとはサブスク前に約束をした。

「動画は流れてくるものが全部いいとは限らない。嘘だったり、残忍なもの、人を傷つけるものが含まれていることがあるんだよ。
ママはそういうものを観てたら悲しくなるし、あなたにも観てほしくない。良いか悪いかあなたは判断できると信じてるから言っている。
それを自分で判断できないようなら、全部解約します。ママには嘘は通用しないからね(履歴で見れちゃうんだから)よろしく」

むすめちゃんにはまだ理解は難しいかと思って、しっかり制限のかかるキッズ動画でみせていた。
なのに今朝いつの間にか、制限かけていないほうの動画を相談なしに観ていたので、ブチ!

ちゃんと話をしないと行けない時期に来ていたのか。でもちょっと落ち着かないと、ちゃんと話ができないぞ、ママ。

むすめちゃんは基本的に、頭がいい。小ズルい?
何か言うと今は「お兄ちゃんはいいのに、なんで私はダメなの!」
そう言えば、親はムムッとなって、なんとなく許されてしまうことを知ってしまっている。

そして、今の状況を色々と楽しんでいる。
コヤツは少々息子くんとは状況が違う。
でも、同じ扱いをしてくれないと、不満を爆発させるのだ。

賢いな、おヌシ。


◆「暇だな〜」と言うのを待っている

たくさん読んできた不登校の本の中に、子供が「暇だ」と言う時期を見逃すな!という趣旨のことが書かれた本がたくさんあった。

動画やゲームに夢中。依存してんのか?
そんな終わりのなさそうな日々の中に、不意に出てくる言葉だそうだ。

そこから急にとはいかないだろうけど、「暇だな〜」という言葉が出てきたら、「そうか〜、何しようね。どこか行きたいところ探す?」とか軽い感じで声を掛けてあげられたら、そこがもしかしたら子どもたちの再スタートになるのかもしれない。

間違っても「じゃ、勉強でもしなさい!自分で考えなさい!」とは言わないように気をつけよう・・・。自分の機嫌が悪くても。歯を食いしばって。


嫌なことを思い出すくらいなら、嘘でも明るい未来を想像できる人に運は味方する。

ゲッターズ飯田

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