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娘のパニックな一面、対処はこれから伝えていく

猛暑の中、体力の限界を迎えた。
早々15時くらいにディズニーシーを離脱し、ホテルに帰還した。

ここのホテルにはコンビニが無い。
偏食のうちの子供が食べられる軽食が欲しい。
3個先の別なホテルまで、夜ご飯の買い出しにひとり出かける。


こんな風に一人で歩いていると、なんだかふと考える。

【守る】って何だろう。

子供が不登校になって【見守る】ってことはしてきたつもりだけど
全力でこの子を守る!って思ったことってあったかな・・・って。

なんでそんなこと思ったのか。
たぶん地震のニュースを見たからで。
いま泊っているホテルが海のそばだからで。
私が東日本大震災の経験者だからなんだけど。

無事に家まで帰れるかな?新幹線動くかな?また地震こないかな?
帰ったら備蓄の確認しないとな。
あの頃より家族が増えて、水や食料がもっと必要だもんな。
その時居る場所によっては避難の仕方も子供に教えておかないと。

学校に行っていない子供たち。
教えるのは親の私たちや本やテレビの情報?

いつまでも親が守ってはあげられない。
自分で命が守れるように判断できるようにしておかないと。
特に怖がりパニックになりがちなムスメには頭に叩き込んでおかねば。

その時はいつやってくるか、わからないから。


ミッション4:帰りの新幹線に乗る


旅行3日目の朝。
朝食ビュッフェを楽しんで、余裕をもって東京駅まで戻るつもり、

だった。

朝起きてすぐ、些細なことでムスメの機嫌が悪くなり。
さらに部屋が寒いとご立腹。
タオルを肩に巻き付けるのが精いっぱい。

『あったかいカフェオレでも飲んで、温まろう!』
なんとか朝食会場まで連れ出しに成功した。

息子はホテルのビュッフェが大好きで、一通り見て回って、あれやこれやと持ってくる。

ムスメにはHOTミルクチョコを与え、軽く朝食を持ってきて置いておく。
「あったまってきた~」
ようやく気持ちが平坦になってきたみたい。

朝食が済んだ後、ムスメがトイレに行ってくると駆け出していった。
目で追いかけていると女子トイレに清掃中の看板が・・あ~そっちいく?男子トイレだけど。
時間が経っても戻らなかったら、見に行こう。
イタズラとかされたら困るからね。

・・・5分。
男子トイレの前で大声を出すママ
『ムスメちゃん~~大丈夫~~!?』
返事がないのか聞こえないのか。

息子を呼んで見てきてもらう。
「なんか中で泣いてる」
『なんで?!』

「知らない」
『なんで泣いてんのか聞いてきて!!』

「答えない。ずっと泣いてる」
!!!!!
ずんずんと中に入るママ。

『どうしたの!?大丈夫?ママだよ、鍵開けて!!』
しくしく。何度言っても開けてくれない。

床を見るとオシッコが流れてる。
間に合わなかったのか。

隣の女子トイレ清掃中のお兄ちゃんを連れてくる。
すまん兄ちゃん!私の身長では開けられんのだ💦
隣のトイレからよじ登り、棒でカギを開けてくれた。

『おしっこ漏れちゃったの?着替えあるから大丈夫だよ!とりあえずこのズボン履いて!』

泣き続けて返事もできない、立ち上がることもしてくれないムスメ。
(ここ男子トイレなのね!早く外に出たいのよ😭)

もう、お尻丸出しのままトイレから抱きかかえて、車いす用トイレへ駆け込む。

肩にかけてあったタオルを腰に巻き付け
『濡れたとこ見えなくなったよ。部屋に戻って着替えよう?』

・・・手を引っ張っても動かない・・・

『落ち着いたら出ておいで』
いったんトイレの扉を閉めて、深呼吸をするママ。

(怒鳴っちゃったな)

少ししてまたドアを開ける。
『少し落ち着いた?行こう?』
引いた手はちょっと抵抗を感じるけど、ついては来る。


そんなこんなで、人生何が起こるか分からないってことが分かったので。
想定よりも、さらにもっと早めに東京駅に着くようにチェックアウトし、帰ってきました。

『パニックになってても、ママだってわかった時点でカギは開けてね。それだけはホントお願いします🙏』

ーーOKが出るまで何回も呪文のように繰り返すママーー


もう‥最後の最後で、半泣き顔のママ。(ツカレタヨ)

まーしかし、旅行って【人・本・旅】と言うくらい人生には学びが多いことなのだ。
いろんな景色が見えて、普段見えない気持ちが見える。

いい経験として心に残って、学びとなって、成長の糧になったと信じたいものだ。



生きる上に必要な知識を得ることが学び。
学び続けなければならないもの。

ゲッターズ飯田


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