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仕事始まりました

新しい職場で仕事が始まった。
うつ病の診断を受けて丸々一年半休んだ。
異動を希望し、同法人の介護施設で相談員として勤務することになった。

今月は週3日、7時間勤務。
来月から週4日、7時間勤務。常勤ではなく準常勤。
ボーナスが無くなるのかあ、退職金もないのかあ、など改めて思い知らされることもあった。

これまでの職場と違い、患者さん、ではなく利用者さん(入所者さん)の数は倍以上だし、職員の数も倍以上。なるべく人と関わりたくないとあれほど思っていた私だったが、とんでもなく人が多くてびっくりしている。
でも、人が多い分無関心というか干渉されすぎないところもある様子。
ちょっとそこに期待したい。
昼休みはご飯を食べた後、仕事のメモを見直したり、介護関連の本を読もうとしたけれど、無理だった。電池が切れたように座った状態で寝ている。

明日は、近隣の特別養護老人ホームの施設見学に行けるそうだ。
午前中は職場の通所サービスの見学をするらしい。
実は、結構楽しみ。

上司は忙しそうで(3人職場が私と2人になったので)戦力になれず申し訳ない気持ちが募る。けれど、仕方ないと思って、できることをやっていこうと自分を励ましている。

上司がバランスのとれた方で(年下)、私と違ってパソコンに強く非常にありがたい。パソコンの電源の場所を聞いても、バカにせず丁寧に教えてくれた。ありがたい。上司のデスクに資料を置くときに、デスクに韓流アイドルらしき人の写真がたくさんあった。誰だかわからんが、美しい男の子たちだった。
ちょっと和んだ。

介護職員の方々は、ちょっとオラオラした方や、見るからにおっかない口調の方もいて、内心ドキドキしている。気弱な自分を思い知る。

施設内は広くて迷路だ。昨日はロッカー室がわからなくなり2回、通りすがりの職員さんに場所を尋ねた。おっかなそうな人も、それなりに教えてくれた。ほっ。

昨日いちばんほっこりしたのは、通所サービスの利用者さん方が、魚へんの漢字がたくさん書かれたボードを見ながら、自分の好きな魚とその食べ方についておしゃべりしている様子だった。
男性の一番人気は「鯛」。女性は「鮪」だったようだ。
「鯵!アジフライ!」と言っていたおじいさんを見て、「私も!」と心の中で挙手した。あ、でも「鰻」もいいなあ。
ビールが100円引きになると書かれたチラシを持ち歩いているおばあさんは、嬉しそうに「ビール買いに行こう!100円だから!」と大きな声でコソコソ話を職員にしていて、笑った。
100円引きだし、声大きくてヒソヒソ話になってない。
好きな職員にだけ教えようとしている様子が、なんとも言えない「らしさ」が出ていて和んだ。

利用者さんも、職員も、いろんな人がいる。

職員の多さを考えると憂鬱になるし、人の多さに隠れたくなる。

やたらと我々の部屋(相談室)にいろんな職種の人たちが、情報を求めに、ノックもせずに出入りする。

名も名乗らず、
「今いい?」などの声がけもなく、
主語もなく、
いきなり話し出す。

ああ、これはどこも一緒かあ、と思う。
上司はときに顔を上げて、ときに笑顔で、ときに仏頂面で、ときに先手を打って先に要件を伝えていた。その素早さに感心する。
私は、これが苦手なんだよなあ、とため息を吐きたくなる。

でも、
苦手なものがあっても良い。
誰しも万能じゃない。
私にできることもある。できないこともある。
目の前のことを誠実にこなしていく。それが私にできることで割と得意なこと。
それを、まずは、していく。

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帰宅して、ソファに佇むぬいぐるみを抱っこする。
なんか落ち着く。この顔。この毛。ちょっと見つめて、ぶつぶつ話す。
側から見たらとても怖い風景だろうなあ。でも、ほっとするから大事なこと。

オランウータンのぬいぐるみに流行りのバンダナほっかぶりをさせてみた。
あなたは何しても可愛いのね。羨ましいよ。

今日は通院日だった。カウンセリング。
オーツミルクのバナナオレを飲んでみた。意外と美味しくて元気出た。

これ、意外と美味しい。

仕事帰りに30分だけコーヒータイム。本を開くとあっという間に時間が過ぎる。
頭が仕事から離れて自分の時間になる。

仕事帰りのスタバ。


今日の夕飯は、鰆を焼いたのと、納豆とオクラと山芋とめかぶを混ぜたの。
あとはキノコのマリネや、きんぴらごぼうなどの作り置きたちも食べちゃおう。
お弁当はつみれ汁とおにぎりに、野菜のおかずを足そう。
おやつに頂き物の、パイナップルケーキを持っていこう。

ぼちぼちで、気負わずに。
明日も元気にがんばろう。
それではまた。

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