感覚の違い。ケガすると「見て」って言いますか?
『何かある。何だコレ?』
と思って右手首を見たら、ポツンと5ミリほどのヤケドの水ぶくれができていた。そういえば前の日にアズキを煮ていて、
「熱っ」
となったが一瞬で、冷やす間もなく忘れていた。
「コレ見てー」
と息子に見せると、
「お母さん、自分のキズを見せたがるよね」
とあきれ顔。
「イワシ缶で手を切ったときもそうだった」
とのこと。確かにあのとき、自分で見ても気持ち悪いケガの状態だったので、見せる前に
「見る?」
と聞いたら、
「絶対イヤだ」
と拒否されたっけ。
ちなみに缶でケガをしたのはこの記事↓
そして今回改めて言われた。
「オレは人のキズなんか絶対見たくないから、今後は見せるのも『見せようか?』って言うのもやめてね」
そんな息子の反応によって、本当にキズを絶対見たくないと思う人がいることを初めて知った。もちろん喜んで見てるとは思わずとも、どっちでもよい感覚なのかと勝手に思っていた。
自分の当たり前は当たり前じゃないと改めて驚く。家族にしかそんな事は言わなかったけど、不快だったなら申し訳なかった。
夫も私と同様に
「コレ見て」
と傷口を見せる人だ。私のキズも見るし、自分が自転車で負ったキズも見せてくる。見たからと言って互いに何かできるわけではない。
『うわぁ痛そうだねー』
『治ってきたね』
と言うくらいだ。夫婦でそうだったから、なんだかケガは見せるのが当たり前に思ってしまったのか?
私には3人息子がいる。
3人とも多分、大人しくも苛烈でもないが、それなりに病気やケガなどしてきたので、
「痛い」
「具合が悪い」
「ダルい」
と言われて対応してきた。ケガなら傷口を見て、
①放っておくのか
②ウチで消毒など対応するのか
③病院に行くのか
を決めてきた。見ないと判断できないから当然だったが、未だに息子がケガをしたというと、
「どこ?」
と確認したくなる。
という名残で、自分のも見せたくなるのか?
ただ想像してみた。
私は虫が大嫌いだ。
急に出てくるGには特に大騒ぎしてしまう。
駆除するけれど。
だが、虫が苦手でない人が時にふざけて、
『ほらほら』
と私の方に虫をよこすようなそぶりをすると本当に腹が立つ。もしかしてそれと一緒なのか。
それは嫌だ。
あれと同じことをしてたならごめん。
今後気をつける。