甘えん坊のシャイボーイ
いつもは、そっとそばに...
手を伸ばすと届くところにいます。
丸くなって寝ているとか
香箱座りで眼を閉じているとか
姿勢よく窓の外を観て、たそがれているとか
私がベッドでくつろいでいると、
「フミフミ」してから丸くなって寝ます。
私と息子に動きがあると、耳を動かし、目を大きくして
背中を伸ばして、活動開始です。
こちらを見つめて
「みゃ~ にゃ~ うにゃ~」
って必死に訴えかけます。
私には
「ごはん、ちょうだ~い」
ムスコには
「あそんで~」
母の訪問診療に来て下さる先生が、
「こんなに長く通って、毎回会っているのにいるのに
ネコ君の鳴き声を聴いたことないんですよね」
えっ、そんなまさか...
そういえば...
ムスコと相談して、訪問診療の方々に
ネコ君の声を聴いていただく作戦開始です。
もしかして、エサをきっかけに声を出すかも知れない...
手始めに、看護師さんにお願いしてみました。
いつも玄関へお出迎えに出て、
「さわって~」
みたいに甘えるので、エサがあれば鳴くかも知れない。
エサの入ったケースをガサガサすると、
イソイソと、やってきました。
『お食事処』に「シュッ」と乗ると、
看護師さんの持ったエサ入れに首を伸ばして
尾を振っています。
でもね、声を出さないんです~
待っても鳴かないので、ひとサジ入れてもらいました。
むしゃむしゃ食べてしまうと、
また首を伸ばして尾を振りますが、鳴かな~い。
看護師さんと大笑いしました。
そして、
「ネコのえさ、あげたの初めてです!」
って喜んでもらえました。
また来週の訪問日にトライしてみようと思います。
回を重ねると、お互いに慣れて
「みゃ~ にゃ~ うにゃ~」
って鳴くかもね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?