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そうでない方はそれなりに

「美しい人はより美しく、
 そうでない方はそれなりに」

1980年に放送された
「フジカラープリント」のCM


このフレーズを思い出して、調べてみて知ったのですが、実は、この言葉は撮影前までは「美しい人はより美しく、美しくない方も美しく」という「誰でも美しく写りますよ」という言葉だったそうなのですが、CMに出演する樹木希林さんが「“それなりに写ります”の方がいい」と提案したことから名フレーズが誕生したそうなんです。


CMでは、
写真と美しさの話ではありますが、
ふと、、
他の事にもいろいろとあてはまる..と思ったのです。

例えば...
私は締め切り直前なのはストレスがたまるタイプなので、急な業務分担変更に対応するために、引継ぎの時に使用する作業手順書を早めに作っておきました。
その当時、仲間にそのことを伝えてあったのですが彼女は作っていなかったので、今、頑張って作成しているようです。

あの頃は、やる気スイッチが入らなかったのでしょうし、緩急にも人それぞれの相性があります。無事に引き継げれば良くて、彼女はおしりに火がつくと頑張るタイプなので"それなりに" 今からでも遅くなく、当時私の作った作業手順書を参考にしてくれるそうなので、私も作った甲斐が2倍になりました。


母が、ネコに
「気分屋!」
なんて言うのですが

『ネコだから、あたりまえだし、
 イヤイヤ、
 あなたもね充分に気分屋。。』
ってのは私の心の声です。

そこで思ったのは、
母が気分屋なんだから
私も気分次第にしよう!!
宣言はしないけどね!
気を遣うのやめた~

 なんて楽なんだ 笑

アンフェアにはアンフェアを
そうでない母 "には" それなりに

これは実の母が相手だから
できる事ではありますけどね。


元々の私は、じっくり派で、
急いだり掛け持ちしたりなんて、
できないタイプでした。

それなのに、結婚しても子供ができても、ワンオペ育児でも、仕事を辞められなかった辞めなかったことで、だんだん急げるように、いや急がないと終わらない、生活が回らない事で 
"走りながら考える"ようなタイプに変わっていきました。

今になって思うのは、
とても無理をしていたということ。


本当は、家にいて、手作りのおやつで子供の帰りを待つような母になりたかった、なんて思いもありました。そうなったらなったで、別の思いが生まれたかも知れませんけどね。。

今や子供たちが大人になったので、"立ち止まって考える"に変えても生活が回るようになって、やっと素の自分に近づいてきました。


最前線で走り続けられるタイプ
ではないので 
"それなりに"
力を抜けるようになって、
じっくり歩いています。

人と比較しないで
 そうでない "私" はそれなりに
 いい子じゃなくても、いい

なにげなく暮らせれば、それが幸せ

ねてる...前足が好き...

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