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パリ五輪に向けた卓球の新たな選考会に苦しめられている伊藤美誠

 伊藤美誠と言えば、世界ランキング最高3位、東京五輪「混合ダブルス金メダル、団体戦銀メダル、シングルス銅メダル」と素晴らしい功績を残している。そして、中国からも「大魔王」と言われ、相当警戒されるほど、有名で中国打倒候補者の1人だ。

しかし、日本の卓球協会がパリ五輪に向けて、代表の選考方法を変えることになる。以下の通りにまとめる。

今まで:世界ランキング上位2名がシングルスの出場権を獲得、団体戦は推薦で1名の合計3名

パリ五輪:日本で選考会を行い、順位によりポイントを獲得。上位2名がシングルスの出場権を獲得。団体戦は推薦で1名の合計3名
*全日本選手権、Tリーグの個人戦の成績も対象
中国選手TOP3撃破でポイント加算、世界選手権、アジア選手権シングルスも加算

 この条件から言えることは、世界ランキングは関係ない。日本の試合で勝ちあがったものだけがパリ五輪に出場できること。

 しかし、この選考には問題ある。世界では勝てず、日本で勝てる選手だけがパリ五輪に出場するのはどうか。もし、メダルが取れなかったら、卓球の人気度は下がってしまう。現在、水谷隼と石川佳純といったレジェンドが引退し、どうなるのか。

 女子ばっかりが注目されていた卓球だったが、2016年のリオデジャネイロ五輪で水谷隼が団体戦で銀メダル、シングルスで銅メダルを獲得したことで人気はさらに上がった。世界で勝てない人をパリ五輪に出場させるわけにはいかないだろう。

 その選考により苦しめられているのが伊藤美誠だ。


2021年東京オリンピック当時

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